◆今週のポイント
・週明けは西～東日本中心に雨
・週中頃は日本海側で大雪の恐れ
・気温変化大、花粉の飛散にも注意
12日(日)は低気圧や前線が近付き、西から天気が下り坂に向かいます。夜は九州南部で非常に激しい雨の降る恐れがあり、中国や四国も次第に雨が降り出すでしょう。
週明け13日(月)には東日本にも雨の範囲が広がる見込みです。上空の気温が高いため、雪で降るのは山沿いの一部に限られるでしょう。雪が多く残っている地域では、雪崩や屋根からの落雪などに注意が必要です。
15日(水)の予想天気図と寒気の予想
14日(火)～15日(水)頃は冬型の気圧配置が強まり、上空には強い寒気が流れ込みます。平地で雪の目安となる上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気は西日本まで南下し、さらに強い寒気が北日本上空を覆う見込みです。
北日本の日本海側を中心に大雪となる恐れがあり、近畿北部や山陰など西日本の日本海側でも雪の降る所があるでしょう。風も強まり吹雪く所がある見込みで、大雪や吹雪による交通障害などに注意・警戒が必要です。
また、晴れる太平洋側も北寄りの風が強く、厳しい寒さになるでしょう。ここ数日の暖かさから一転して真冬並みの寒さになりますので、服装選びや体調管理にお気をつけください。
花粉が飛びやすい日や時間帯
16日(木)以降は、北日本の日本海側で雪の残る所がありますが、東日本や西日本は移動性高気圧に覆われ晴れ間が広がる見込みです。徐々に寒さも緩む見通しで、17日(金)の気温はほぼ平年並み、18日(土)～19日(日)は全国的に3月並みの陽気になるでしょう。
西日本や東日本では、既に花粉の飛散が始まっている地域もあります。晴れて気温の高い日や、雨上がりの翌日、そして空気が乾燥して風の強い日は、花粉の飛散量が多くなるため注意が必要です。また、昼過ぎや日没前後は花粉が飛びやすくなります。
本格的な花粉シーズンを迎える前に、花粉症の方は早めに医療機関を受診するなど、対策を進めておくと良さそうです。
（気象予報士：まりー）
