正月寒波で日本海側は大雪の恐れ

◆今週のポイント
・正月寒波襲来で日本海側は大雪の恐れ
・4日(水)はしぶんぎ座流星群が見頃に
・次の三連休は太平洋側も天気の崩れあり

元日は太平洋側を中心に穏やかに晴れていますが、次第に冬型の気圧配置が強まるため、北日本の日本海側は、元日の夜から大雪や猛吹雪に警戒が必要です。

強い冬型の気圧配置は3日(火)頃にかけて続く見込みで、北日本や北陸を中心に荒れた天気となるでしょう。

強い冬型の気圧配置となる三が日は、上空に強い寒気が居座ります。上空5500メートル付近の気温は、北日本の上空でマイナス30℃以下となっていて、北海道には平年より5℃前後低いマイナス40℃前後の寒気が流れ込む見込みです。

この正月寒波の影響で、北陸から北の日本海側では雪が強まり、大雪になる所があるでしょう。風も強まる見込みで、猛吹雪にも警戒が必要です。

また、2日(月)から3日(火)はUターンラッシュと重なるため、交通への影響にも十分注意が必要です。大雪が予想される場合は車の運転を控えるなど、安全第一で慎重に行動するようにしてください。

仕事始めの4日(水)も北日本と東日本を中心とした冬型の気圧配置が続き、北陸から北の日本海側を中心に雪が降るでしょう。降雪量が多くなる恐れがあるため、十分注意が必要です。一方、太平洋側は引き続き晴れて、空気が乾燥するでしょう。

また、4日(水)は三大流星群の1つ、しぶんぎ座流星群が見頃を迎えます。4日(水)の未明~明け方が観測のチャンスで、最大で1時間に25個程度の流れ星を観察できるかもしれません。2023年の最初を飾る流星群となりますので、晴れる地域は、流れ星を探して願い事をしてみるのも良いかもしれません。

5日(木)から6日(金)は冬型の気圧配置が緩み、強い寒気も北へと退いていくでしょう。日本海側の雪も、いったん落ち着く所が多くなりそうです。

一方で、7日(土)になると、低気圧や前線が日本付近を通過するため、広い範囲で天気が崩れる見込みです。9日(月)の成人の日を含む3連休は、太平洋側でも雨や雪の降るタイミングがありそうですから、最新の予報をご確認ください。

(気象予報士:まりー)

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