厳寒 日本海側は多雪傾向

台風14号が日本を縦断した後、秋の空気に切り替わり21日朝は各地で9月下旬から10月上中旬の肌寒さとなりました。ただ、秋の体感となるのは一時的で来週には西日本を中心に再び30℃前後まで気温が上がるでしょう。10月にかけて全国的に高温傾向が予想されるものの、その後は一転して急に寒くなりそうです。

平均気温の傾向(12~2月)

今冬(12~2月)はラニーニャ現象(日本付近では冬は低温になりやすい傾向がある)の影響で冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響を受けやすくなるでしょう。全国的に冬らしい寒さとなり、西・東日本では低温傾向となる見込みです。

降水量の傾向(12~2月)

冬の降水量は冬型の気圧配置が強まる予想のため、関東以西の太平洋側では少雨傾向となるでしょう。北陸では多雨傾向、その他の地域では平年並みとなる見通しです。また、降雪量を見てみると山陰から北陸にかけて平年より多くなる可能性があります。
昨冬は2月に滋賀県米原で24時間降雪量62cm、新潟県津南で最深積雪419cm(共に観測史上1位)を記録するなど大雪となりました。今冬も日本海側や内陸部では大雪になる可能性がありますので雪への備えをお願いいたします。

(気象予報士:きっしー)

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