雷の音が聞こえたら頑丈な建物の中へ

北・東日本はこの時期としては強い寒気が上空に流れ込むため、あす3日(金)にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。天気の急変にご注意ください。

3日(金)09時の予想天気図

↑上空に寒気を伴った低気圧が通過する見込み

きょう午後とあす3日(金)は東北や関東甲信、北陸地方を中心に所々で雨雲が発達し、局地的に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。落雷や突風が発生するおそれもありますので、雷の音が聞こえたり、空が急に暗くなるなど天気急変のサインに気づいたら、頑丈な建物の中の窓から離れた場所へ避難して下さい。

最新の雨雲の動きは雨レーダーでご確認ください。

北海道は4日(土)にかけてにわか雨のところがありそうです。関東甲信や北陸、東北地方は4日(土)は高気圧に覆われて晴れ間が出る見込みですが、5日(日)以降は低気圧や湿った空気の影響で曇りや雨のスッキリしない天気となる日が多くなりそうです。

4日(土)09時の予想天気図

↑沖縄付近に前線停滞 本州付近は高気圧圏内

九州から近畿、東海地方は高気圧に覆われ、4日(土)にかけておおむね晴れる見込みです。5日(日)から6日(月)は本州付近を東進する低気圧の影響で西から雨雲が広がり、太平洋側を中心にまとまった雨となる可能性があります。沖縄・奄美地方は週末にかけて前線に伴う雨雲が断続的に流れ込む見込みで、引き続き大雨による土砂災害などに注意が必要です。

5日(日)09時の予想天気図

↑前線北上 西から天気下り坂

4日(土)まではよく晴れる西日本を中心に気温が上がり、汗ばむ陽気となる所もあるでしょう。ただ、5日(日)以降は雲が広がりやすく冷涼な空気が流入するため、全国的に平年より気温の低い日が多くなる見込みです。日中でも長袖や一枚羽織るものがあったほうが良さそうです。体調管理や農作物の管理等にご注意ください。

(気象予報士:みやっち)

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