先週は北海道などで記録的な大雪となり、道路、鉄路、空路全ての交通機関に大きな影響がでました。今週は数日の周期で天気が変化し、春の気配も感じられそうです。
今週の天気のポイント
・週の半ばに全国的に天気が崩れる。週末は冬型の気圧配置となり荒れた天気のおそれ
・積雪の多い地域では、落雪や雪崩に注意
・スギ花粉の本格的な飛散シーズンに入る地域もあるため対策を万全に
北海道から東北の日本海側と北陸では、雲が広がりやすく雪や雨が降る日が多くなります。一方、北海道から東海にかけての太平洋側と西日本は、数日の周期で天気が変わるため、洗濯などは晴れる日を確認して計画的に行うと良いでしょう。沖縄や奄美は日差しもありますが曇りの日が多くなる見込みです。
3月1日(火)は、本州付近を通過する低気圧や前線の影響で西日本~北日本の広い範囲で天気が崩れる見込みです。東北北部から北海道では雪が降り積雪が増える可能性がありますが、暖かな空気が入るため東北南部から九州は雨の地域が多くなるでしょう。積雪が非常に多くなっている所では、屋根からの落雪や雪崩に注意が必要です。また全国的に沿岸部を中心に風が強まり高波にも注意をしてください。
予想天気図(3月1日9時)
桃の節句の3日(木)は、東日本の太平洋側と西日本では春の日差しに包まれ過ごしやすくなる見込みです。
その後、週末にかけて天気は西から下り坂。4日(金)~5日(土)にかけて全国的に雨が降った後は一時的に冬型の気圧配置が強まる可能性があります。北陸や北日本の日本海側を中心に雪が降り荒れた天気となるおそれもあるため、今後の予報を確認して週末の予定を立ててください。
最高気温は平年より高くなる地方が多くなるでしょう。冷え込む朝晩との気温差が大きくなるため体調管理に気をつけてください。
また東日本の太平洋側や西日本では、スギ花粉の本格的な飛散シーズンに入りますので万全な対策が必要です。
(気象予報士:たけねこ)