活発な秋雨前線により西日本を中心に大雨となっており、九州ではすでに平年8月ひと月分の2倍以上の雨が降っている所があります。
前線は来週前半にかけて本州付近に停滞する見通しですが、その後は太平洋高気圧が張り出しを強めるため各地で厳しい残暑となりそうです。
向こう1ヶ月(8/14~9/13)は東・北日本中心に暖かい空気が流れ込みやすく高温傾向となるでしょう。北日本では来週前半にかけてオホーツク海高気圧からの冷たい空気や前線の影響で低温傾向となりますが、その後は再び高温に転じるため、気温差や熱中症で体調を崩さないようにお気を付けください。関東以西も8月後半は蒸し暑い日が続き、厳しい残暑となりそうです。
本州付近に停滞する秋雨前線の影響で西~北日本は来週にかけて降水量が多くなるでしょう。河川の氾濫や土砂災害などの危険度が高い状態が続くため厳重な警戒が必要です。その後、日本付近は太平洋高気圧に覆われるため、西~北日本は平年と同様に晴れの日が多くなるでしょう。なお、沖縄・奄美地方は1ヶ月を通して高気圧に覆われやすく、晴れの日が多い見込みです。
(気象予報士:きっしー)