活発な梅雨前線の影響で関東以西は記録的な大雨となっていますが、来週以降は長かった梅雨にも終わりが見えてきそうです。梅雨明け後は各地で夏本番の暑さとなりますので、熱中症や紫外線対策を万全に行っていきましょう。
向こう1ヶ月(7/10~8/9)は太平洋高気圧が勢力を強め、北日本には暖かい空気が流れ込みやすくなる見込みです。そのため、北日本は高温傾向となるでしょう。特に7月中旬は気温がかなり高くなる所がある見込みですので熱中症や農作物の管理にご注意ください。また、来週以降は西日本から東北の各地が続々と梅雨明けする見通しで、梅雨明け後は夏らしい暑さが訪れそうです。
(九州南部から東北北部の平年の梅雨明けは7/15~28ごろ)
梅雨前線は11日(日)ごろまで活発な状態が続く見通しですが、その後は弱まり次第に不明瞭になる見通しです。向こう1ヶ月の降水量は全国的に平年並みになるでしょう。ただ、上空の寒気や地上の昇温などで大気の状態が不安定になるため、梅雨明け後は夕立のような突然の雷雨に注意が必要になりそうです。
(気象予報士:きっしー)