5月21日は二十四節気の小満(しょうまん)。太陽の光を浴びて草木が生い茂る頃とされています。例年ではこの時期から西日本で梅雨のはしりが見られるのですが、今年はすでに梅雨入りしており季節の進みの早さが感じられます。この先1ヶ月(5/22~6/21)も西・東日本は天気がぐずつく日が多く、まとまった雨に注意が必要になりそうです。
向こう1ヶ月は日本上空に暖かい空気が流れ込みやすく、沖縄・奄美地方や東・北日本で高温傾向となるでしょう。西日本は平年並みですが南からの暖かく湿った空気が流れ込むタイミングで蒸し暑い日が出てくる見込みです。まだ体が暑さに慣れていない時期ですので熱中症にご注意ください。
5月末にかけて梅雨前線は一旦日本の南まで南下しますが、6月から再び本州付近に停滞する見込みです。そのため、向こう1ヶ月は西・東日本で多雨傾向となるでしょう。6月に入る頃には関東甲信や北陸なども梅雨入りが発表されそうです。大雨に備えて雨どいの掃除やハザードマップ・備蓄品の確認などをしておくと良いでしょう。なお、沖縄・奄美地方では来週は梅雨空が戻る予想ですが、1ヶ月を通してみるとこの先も少雨傾向が続く見込みです。
(気象予報士:きっしー)