3月11日に広島県で今年全国初、かつ、観測史上最早(全国歴代2位)で桜(ソメイヨシノ)の開花が発表され、12日は福岡県でも観測史上最早の桜開花が発表されました。この先1ヶ月(3/13~4/12)も全国的に桜の生長を促す暖かい陽気が続く見通しとなっており、例年よりも早く春爛漫となりそうです。
向こう1ヶ月は日本付近に暖かい空気が流れ込みやすく、全国的に高温傾向となるでしょう。特に西・東日本は3月下旬にかけて季節を先取りしたような暖かさとなる見通しで、桜の開花や満開の便りが続々と届きそうです。ただ、この暖かさにより九州から関東はヒノキ花粉の飛散がピークを迎えますので、花粉症の方は万全の対策をなさってください。また、積雪が多い地域では雪解けが進む見込みです。雪崩や落雪、融雪洪水などにご注意ください。
向こう1ヶ月は東・北日本の太平洋側で低気圧の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多くなるでしょう。一方、沖縄・奄美地方は湿った空気の影響を受けにくく、晴れる日が多くなりそうです。その他の地域は平年と同様に天気は数日周期で変化する見込みです。
(気象予報士:きっしー)