◆今週の天気のポイント
・日本海側の大雪は峠を越えるが、引き続き雪崩や路面の凍結などに注意。
・11日(月)成人の日～12日(火)は太平洋側で雪や冷たい雨。山沿いは大雪の恐れ。
・13日(水)以降も北日本には低気圧が次々と通過。雪の強まりや吹雪に注意。
北陸を中心に記録的な大雪を降らせた強い寒気のピークは11日(月)成人の日の朝まで。日本海側の大雪は峠を越えますが引き続き雪崩や屋根からの落雪に注意が必要です。また、今回は平野部でも大雪となっている所が多くなっています。路面の凍結による車のスリップ事故や路面状況の悪化による歩行時の転倒などにも気を付けて下さい。
日本海側の雪がピークを越えた後も天気は回復しません。11日(月)成人の日～12日(火)は、日本海と日本の南岸に低気圧が発生し東へ進みます。このうち、日本の南岸を進むのは太平洋側に雪を降らせることのある「南岸低気圧」。
↓12日(火)の予想気圧配置↓
南岸低気圧で太平洋側は雪や冷たい雨
12日(火)は、四国・中国地方、近畿や東海、甲信地方など太平洋側の広範囲で雪になる可能性があります。関東地方も内陸では雪になりそうです。今回、山沿いを中心に大雪の恐れがあり、平地でも積雪となる所がありそうなので注意して下さい。東京都心でも初雪の可能性があるでしょう。都心では雨が主体となりそうですが、低気圧の進路や発達具合、上空の気温の変化で予報が変わってきます。最新の情報をご確認下さい。
朝のお出かけ前には朝イチで最新の天気予報のチェックを忘れずに！
朝イチを開く
13日(水)以降は、北日本を低気圧が次々と通過する見込みです。北日本は北海道を中心に雪の降る日が続きます。降り方が強まったりふぶいたりする所がありそうです。引き続き雪への注意を怠らないようにして下さい。
↓13日(水)～16日(土)の予想気圧配置↓
北日本を低気圧が次々と通過
週の前半は気温が低めですが後半は高めです。13日(水)にかけて西日本や東日本でも最高気温は10℃以下と厳しい寒さが続きます。その後は強い寒気の流れ込みは北日本が中心となりそうです。西日本や東日本では寒さが緩むでしょう。最高気温が15℃以上の所もあり日差しにほっとできそうです。
寒暖の差が大きな1週間
いまは1年で最も寒い時期にあたる「寒中（かんちゅう）」です。引き続き気を緩めることなく体調管理をしっかりとして下さい。
年神様の力で無病息災を
11日(月)は鏡開き（関西などは15日(金)の所も）。正月に飾ったお餅を使ってお野菜たっぷりのお雑煮を作り栄養をしっかり摂って、無病息災を願いながらおうちでゆっくりと過ごすのもよいですね。
(気象予報士：ふぅ)
