1月5日に二十四節気の「小寒」を迎え、本格的な寒さを迎える時期に入りました。年越し寒波が抜けた後も北陸や東北の日本海側には断続的に雪雲が流れ込み、平年の積雪量の3~4倍を超える大雪となっているところがあります。10日(日)ごろにかけては北~西日本の日本海側を中心に再び大雪や猛ふぶきに警戒が必要です。
7日(木)21時の予想天気図
7日(木)は日本海の低気圧が急速に発達しながら北日本へ進み、西から冬型の気圧配置が強まります。北陸や北日本は低気圧や前線の通過に伴い、日本海側を中心に大気の状態が不安定となりますので落雷や突風に注意してください。東北や北海道の太平洋側も広範囲で雪が降る見込みです。
今回は年越し寒波を超える強い寒気が流れ込む見込みで、北~西日本の日本海側(特にJPCZに伴う発達した雪雲がかかる北陸地方)は10日(日)ごろにかけて大雪となり、西日本の平野部でも積雪のおそれがあります。全国的に風も強まるため、日本海側を中心に猛ふぶきや暴風、海上や沿岸部は高波に警戒してください。
鉄道運休や道路の通行止めなど交通機関に影響が出るほか、目の前の視界がなくなるホワイトアウトが発生するおそれありますので、荒天時の外出や雪かき、雪下ろしなどは控えましょう。また、全国的に今季一番の冷え込みとなり、日中も厳しい寒さとなります。大雪による倒木や電柱倒壊による停電に備え、カイロや毛布など電気を必要としない防寒グッズ、非常食や水なども準備しておきましょう。
(気象予報士:みやっち)