7月上・中旬は大雨に注意

令和初の台風となった台風3号はすでに日本の東に抜けて温帯低気圧に変わりました。しかし、本州付近は台風一過とはならず、下層の湿った空気や梅雨前線の南下により、今後しばらくはジメジメとした梅雨空が続く見込みです。時折、雨雲が発達し大雨が降ることも考えられるため、早めの備えをお願いいたします。

それでは向こう1ヶ月(6/29~7/28)の予報について解説いたします。

降水量の傾向(6/29~7/28)

平均気温の傾向(6/29~7/28)

  • 1週目(6/29~7/5)

本州付近の前線活動が活発。関東以西は多雨傾向。

  • 2週目(7/6~7/12)

梅雨らしい天気続く。西日本の日本海側で大雨のおそれ。

  • 3~4週目(7/13~7/26)

梅雨前線本州に停滞気味。各地の梅雨明け遅れるか?

1週目(6/29~7/5)は本州付近の梅雨前線の活動が活発になり、関東以西は平年より多雨傾向の見込みです。北日本はオホーツク海高気圧の影響を受けやすく、平年より曇りや雨の日が多いでしょう。沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われやすく、平年と同様に晴れる日が多いため、この週に梅雨明けが発表されるかもしれません(平年の梅雨明けは沖縄は6/23頃、奄美は6/29頃)。

2週目(7/6~7/12)は西~北日本は平年と同様に梅雨らしい天気が続く見込みです。ただし、西日本の西に寒気が入ることから、日本海側を中心に大雨が降る可能性があります。ご注意ください。

3~4週目(7/13~7/26)は平年では各地で梅雨が明ける時期ですが、梅雨前線が本州付近に停滞する見込みのため、西日本の日本海側~北日本は平年よりも曇りや雨の日が多いでしょう。一方、西日本の太平洋側は平年と同様に晴れる日が続く見込みのため、記録的に梅雨入りが遅かった四国・近畿地方の梅雨明けは平年並み(7/18~7/21)になるかもしれません。

(きっしー)

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