『ソメイヨシノの開花は北日本ほど早め』
今年3月23日に最も早く開花した熊本、高知、24日の東京などを皮切りに、開花前線は北陸付近まで北上し、東・西日本では見頃を迎えている所も多くなっています。
いずれの地点もほぼ平年並みで昨年よりは遅めの開花です。
今季は12月から1月の冷え込みによる花芽の目覚め(休眠打破)は概ね順調かやや鈍かったものの、2月おわりから3月にかけては気温が平年並みの状態で推移し、花芽の生長は順調に促進しているため、
東～西日本では平年並みの開花となり、異例に遅かった昨年よりは早まる地点が多いでしょう。
北日本では気温が平年より高い状態で推移するため、開花はここ数年同様に平年より早い見通しです。
開花のタイミングは直前の天気状況も大きく影響し、寒気などで足踏みしたり誤差が生じますのでご留意ください。
なお、開花から満開までの期間は、開花後の天候や気温に左右されますが、北日本ほど短くなる傾向があります。
