日本海に発生した低気圧が東北地方に進んできます。そのため日本海側では冷たい雨や雪が降るでしょう。東北以北の太平洋側も低気圧の通過に伴い雪が降る所が多く、内陸や山沿いでは大雪に注意が必要です。東日本から西日本の太平洋側は概ね晴れとなるでしょう。奄美から沖縄は概ね晴れますが、湿った空気の影響で朝晩は雲が多く、にわか雨の所がありそうです。
日中の最高気温は、昨日よりやや高いものの、平年より寒い所が多いでしょう。
9時の予想天気図
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道の日本海側では時おり雪となるでしょう。東北の日本海側では午前中は曇りの所が多いものの午後から雨か雪となり夕方から次第に雪となる見込みです。夜から8日の朝方にかけて雷を伴い強く降る所があるでしょう。内陸や山沿いでは大雪に注意が必要です。また太平洋側においても低気圧の通過に伴い夜から8日の朝方にかけて雪が降る所があるでしょう。積雪の所もありそうです。
12時～15時の天気分布予想（出典：気象庁ホームページ）
日中の最高気温は、1月上旬の気温となる所が多く、北海道は各地で氷点下の真冬日となるでしょう。小樽、札幌は-2℃、旭川、帯広は-4℃の予想です。東北は青森と盛岡が2℃、秋田は4℃、山形は５℃、仙台は7℃、福島は10℃でしょう。
【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
北陸は、午前中曇りの所が多いものの午後から雨となるでしょう。夜から雪に変わる見込みです。また、大気が不安定で落雷や竜巻、ひょう、あられに注意が必要です。その他の地域は概ね晴れますが、気圧の谷の影響で一時的に雲が広がる所があるでしょう。
12時～15時の天気分布予想（出典：気象庁ホームページ）
日中の最高気温は、12月中旬の気温となる所が多く、新潟は7℃、長野は8℃、金沢は10℃、福井は12℃、東京、名古屋など太平洋側の平野部は12℃前後でしょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
西日本も日本海側は、冷たい雨となるでしょう。夜にはみぞれとなる所もありそうです。その他の地域は、日中概ね晴れますが、中国地方は、気圧の谷の影響で大気が不安定となり夜から8日の朝方にかけて一時雷を伴って雨が降る所がありそうです。
12時～15時の天気分布予想（出典：気象庁ホームページ）
日中の最高気温は、12月中旬の気温となる所が多く、松江、広島は10℃、大阪、高知、福岡は11℃～12℃、鹿児島、宮崎は14℃の予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美から沖縄は、高気圧に覆われ概ね晴れるでしょう。朝晩は湿った空気の影響で雲が多く、一時雨の所がありそうです。
12時～15時の天気分布予想（出典：気象庁ホームページ）
日中の最高気温は、12月中旬の気温となる所が多く、奄美は20℃、沖縄本島と先島諸島は22～23℃の予想です。
【今日のヒトコト】
今日は冬型が緩み、本来なら日本海側も晴れ間が広がる所ですが、あいにく寒気を伴った日本海の低気圧が本邦へ接近するため午後から雨や雪の所が多くなるでしょう。特に夕方から8日朝方にかけて日本海側の東北の内陸や山沿いは大雪に、北陸は落雷や竜巻に注意してください。
コウです。太平洋側では晴れた日が多くなりました。そうなると当然よく乾燥してきます。気象庁が発表する乾燥注意報の発表基準は（地域差はありますが）、最小湿度（一日で最も低い湿度）25～50％と実効湿度（数日前のからの平均湿度によって決まる）50～60％で決められています。実効湿度が50～60％以下になると火災の危険性が高まるといわれていますし、またインフルエンザなどのウイルスの活性を抑えるには湿度が50～60％以上が必要だといわれています。これから本格的な冬を迎え乾燥注意報が発表される機会が増えてくると思われます。もし発表されたら火の元や手洗いうがいに気を付けて火災や感染予防に心がけるとよいでしょう。
4時の乾燥注意報発表状況（出典：気象庁ホームページ）
