地震予測は、高確率で的中していた
2010年に発表された『今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率』
↑国立研究開発法人 防災科学技術研究所 HPより
(確率論的地震動予測地図:確率の分布)
まずはこの分布図からですが、この図によると比較的人口の多いエリアがかなり高い確率で震度6弱以上の地震が予測されているんです。
また、この分布図は2010年を起点にした30年間という期間設定ですが
2011年:東日本大震災
2013年:淡路島地震
2014年:長野県北部地震
2016年:熊本地震
という最大震度震度6弱の地震が発生しており、この分布図の精度の高さを物語っています。
さて、この確率の背景にあるのは?
実は活断層だらけなんです~活断層マップ~
↑国立研究開発法人 防災科学技術研究所 HPより
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S-SHIS MAP 2014年版
(主要活断層帯*赤い線、海溝型地震震源断層*黄色線で囲まれたエリア)
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活断層はいわば”生きている断層”のことです。
海溝型地震震源断層も”生きている可能性が極めて高い断層”です。このマップを見れば一部の地域を除いて誰もが地震は他人事では無いことが実感できると思います。
怖がってばかりはいられない
活断層は生きていますが、意思はありません。つまりいつでも&どの活断層でも大地震が発生しかねないのです。
”地震が起きてから”の対策には限界があり、かつ実際に地震が起きた時には全てが非日常で日頃の対策があまり役に立たないことが、被災者の声として挙がっています。
結論として最も大切なのは大地震はいつでも起きるものとして、心も物資も事前に準備しておくことです。
- 心の準備
”あと5分後に地震が起こるかもしれない”とたまに意識するだけで結構違います。
いきなりやってくる大きな揺れを意識する時間を少し増やしてみてください。
後述の物資の準備にも繋がるはずです! - 物資の準備
こちらに関しては下記の過去の特集をご参考にしてください。 - ※参考URL:『今夜大地震!?逃げきれる?』
kazy予報士です。
今回は日本の地震事情を中心に、活断層に関する情報などをお伝えしました。ライフレンジャーでは今後も災害や防災に関する情報を発信し、皆様のお役に立てたらと思っています。
(2016年6月13日 18:00更新)