プロ野球の春季キャンプが2月1日(土)に一斉にスタートします。沖縄(7球団)と宮崎(5球団)の温暖な地で、選手たちはコンディション調整や体力強化、技術向上に励みます。例年なら、節分・立春を迎える2月初めは、春の兆しをかすかに感じ始める頃。しかし今年は、西日本や沖縄・奄美を中心に、月半ばにかけて寒い日が多く、季節の歩みは足踏み状態になりそうです。最新の予報では、沖縄地方は「期間の前半は気温がかなり低く、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう」とのこと。九州南部も晴れの日が多いものの「期間の前半は気温がかなり低いでしょう」と予想されています。寒さの中でのキャンプとなりそうで、前半はスローペースの調整が求められるかもしれません。特に、宮崎では2月4日から9日にかけて、最高気温10℃以下の日が続く予想となっています。近年、各球団ともキャンプ見学に訪れるファンへのサービスを充実させていますが、今年は防寒対策としての「カイロ」が喜ばれそうです。
期間前半は冬型の気圧配置となる日が多く、非常に強い寒気が西日本や沖縄・奄美を中心に流れ込む予想です。期間後半になると、南海上から高気圧に覆われて、春めいた陽気となる日があるでしょう。
冬型の気圧配置が強まるため、期間前半は日本海側で雪や雨の降る日が多く、降水量は平年を上回る見込みです。中旬以降は、低気圧を伴う気圧の谷が通過する影響で、太平洋側でも周期的に雨が降るようになるでしょう。
(気象予報士:ファーマー)