午前10時50分、石川県輪島市・珠洲市・能登町に大雨特別警報が発表されました。
石川県能登では線状降水帯が発生し、きょう午前9時22分までの1時間に輪島市で121mmの猛烈な雨を観測するなど石川県では記録的短時間大雨情報が相次いで発表され、大雨災害の危険度が急激に高まっています。土砂災害や浸水害、河川の氾濫などに最大級警戒し、少しでも安全な場所でお過ごしください。あすにかけて秋雨前線の活動が活発となり、北陸や東北を中心に断続的に激しい雨が降り続き、大雨となるおそれがあります。
西・東日本の太平洋側もきょう午後は所々で雨が降り、局地的に雨脚が強まる見込みです。また、台風14号から変わる低気圧が近づく九州北部を中心に次第に風が強まる見込みです。あすは太平洋側も含めて広範囲で雨となり、強風や高波にも注意・警戒が必要です。
線状降水帯（せんじょうこうすいたい）とは？
次々と発生する発達した雨雲(主に積乱雲)がライン状に組織化することによって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる降水帯で、集中豪雨の災害の多くの原因になっているもの
（気象予報士：みやっち）
