雲が増え、不快な蒸し暑さに。ゲリラ豪雨にも注意

◆今週の天気のポイント
・週の前半は大気不安定。局地的な激しい雷雨に注意。
・週の後半は雲が広がりやすく、北日本や東日本を中心に雨。
・残暑続き、不快な蒸し暑さに。引き続き熱中症に注意。

今週は日本に近付く前線や低気圧の影響で雲が多い天気となる見込みです。

↓19日(日)~24日(土)の予想気圧配置↓

低気圧や前線の影響を受けやすい

19日(月)は、東シナ海に熱帯低気圧があります。台風に発達することはなさそうですが、日本付近に非常に暖かく湿った空気を送り込む見込みです。19日(月)~20日(火)は、沖縄から東北にかけて大気の不安定な状態が続くでしょう。所々で雨が降り、局地的には非常に激しく降る可能性があります。低い土地の浸水や河川の急な増水、土砂災害に注意が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風・降ひょうの恐れもありますので、農作物の管理などにも気を付けてください。急に空が暗くなり冷たい風が吹き始め、雷鳴が聞こえたら雷雲が近付いているサインです。頑丈な建物や車の中などに避難するようにしてください。

雷雲のサインを見逃さないよう注意

夏休み中で海山のレジャーを計画されている方もいらっしゃるかと思いますが、天気の急変にはくれぐれもご注意ください。最新の雨雲の様子は、スマートフォンでも確認ができますので、参考にするとよいでしょう。また、川の近くでのレジャーでは、付近で雨が降っていなくても、上流で大雨が降ると下流でも急に川が増水する恐れもあります。付近の雨だけでなく、上流の雨にも気を配るようにしてください。

最新の雨雲の確認は雨レーダーでチェック!
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21日(水)以降は、大陸から低気圧や前線が日本付近に近付いてきます。全国的に雲が多くなり、22日(木)~23日(金)ごろから北日本や東日本を中心に雨の降る日が続きそうです。

衰えることない残暑が続く

気温は、この先も平年よりかなり高い日が多く残暑が厳しいでしょう。今週は雲が増えるため日差しが少なくなるものの、西・東日本を中心に最高気温が35℃を超える猛暑日が続く所もある見込みです。湿度が上がるため蒸し暑さが増し、不快な残暑となる見込みです。引き続き、こまめな水分補給や風通しのよい服装で暑さをしのぐなど、万全な熱中症対策が必要です。22日(木)は、二十四節気のひとつ「処暑(しょしょ)」。暑さが峠を越え、徐々に収まるころと言われていますが、今年は、処暑の先も収まることのない残暑が続きそうです。盛夏の疲れも出始めるころ。栄養と睡眠をしっかりとって、健康管理に注意して、残暑を乗り切りましょう。

(気象予報士:ふぅ)

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