今日の夜にかけて寒冷前線が日本列島を通過し、北海道から九州にかけて広く雨となるでしょう。特に北日本では風雨が強まり、荒れた天気となりそうです。日本海側を中心に大気の状態が不安定となるため急な強い雨、落雷、突風など天気の急変にご注意ください。一方、南西諸島と小笠原諸島では高気圧に覆われるため概ね晴れる見込みです。
11/2（月）09時の予想天気図
また、北日本周辺では気圧の傾きが大きく、海岸平野部を中心に風が強く、海上は波が高いでしょう。南西諸島の太平洋沿岸もうねりを伴い波が高い状態が続く見込みです。海のレジャーや船舶は高波にご注意ください。
海上の風と波の予想09時
日中の最高気温は、北海道では昨日と同じかやや高めで15℃～18℃位まで上がりこの時期としては暖かいでしょう。東北から九州では昨日と同じか2℃～3℃位低くなる所が多く、東北の日本海側から北陸、山陰など日本海側では15℃～18℃、他は20℃前後の所が多くなりそうです。一方、南西諸島と小笠原では27℃～29℃位まで上がり半袖でちょうどくらいの陽気となるでしょう。
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
日本海側では朝のうちから雨が断続し、大気の状態が不安定となるため、所により雷を伴う見込みです。短時間の激しい雨、落雷、突風などにご注意ください。また、日中は太平洋側まで雨の範囲は広がりそうです。北海道では夜になるといったん天気は回復するでしょう。
降水分布予想09・15時
日中の最高気温は、15℃前後の所が多いですが、北海道の札幌では18℃、東北南部の太平洋側では20℃近くまで上がる予想です。ただ、夜になると次第に冷え込んできますので、服装で調節するなど体調管理にお気を付けください。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸は朝のうちから雨となり、所により雷を伴うでしょう。落雷や突風など天気の急変にご注意ください。雨の範囲は次第に太平洋側まで広がり、東海や関東の太平洋側も昼頃、伊豆諸島北部では夕方には降り出して夜にかけ雨足が強まる見込みです。お出かけの方は雨具をお持ちください。一方、小笠原諸島では雲が多めながら日の差す時間が多くなりそうです。
降水分布予想09・15時
日中の最高気温は、16℃～20℃位の所が多いですが、東海から関東の太平洋沿岸では22℃～24℃位まで上がる所もありそうです。小笠原諸島では28℃位で汗ばむ陽気となるでしょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
日中にかけては各地で雨が断続するでしょう。傘の手放せない一日となりそうです。天気の回復は夜に入ってからで、九州北部や山陰など日本海側の地方から晴れ間が広がる見込みです。
降水分布予想09・15時
最高気温は、近畿と中国地方では16℃～19℃位、九州と四国では20℃前後の予想で、九州南部から四国の太平洋側では22℃～23℃まで上がる所もありそうです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美は雲が多めで朝のうちまで雨の残る所もありますが、日中は天気が回復し日差しが戻るでしょう。沖縄本島と先島諸島では概ね晴れる見込みです。一方、大東島地方では南海上の台風第２０号周辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく、夜は雨となり所により雷を伴うでしょう。変わりやすい天気にご注意ください。また、各地とも太平洋側の海域ではうねりを伴った高波にご注意ください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は奄美が27℃、沖縄は28℃～29℃位まで上がり暑さが続くでしょう。
（気象予報士：むらさめ）
