【8/16 朝イチ!】大荒れの範囲は東~北日本へ

台風第10号は加速しながら日本海を北上しており、今夜には北海道の西海上に達する見込みです。このため、西日本は次第に天気が小康状態となりますが、強い風雨の範囲は次第に東日本から北日本に移るでしょう。特に、東海地方では午前中まで、東北から北海道にかけては午後以降に雷を伴い非常に激しい雨となる所がありそうです。大雨による土砂災害・低地の浸水・河川の増水などに警戒・注意が必要です。

8/16(金)09時の予想天気図

また、日本の周辺海域では波が高い状態が続き、特に関東近海から東海道沖、北日本の日本海側を中心にしけるでしょう。沿岸部では高波が打ち寄せるおそれがありますので、海のレジャーはひかえて船舶は厳重な警戒が必要です。

海上の風と波の予想12時

全国の天気と気温

今日も全国的な高温となり、北海道でも日本海側や内陸部を中心に最高気温が30℃を超える真夏日となる所があるでしょう。北陸ではフェーン現象により35℃以上の猛暑日となる所もありそうです。熱中症のおそれが伴う危険な暑さとなるため、不要な外出は出来るだけ避け、屋内では冷房を適切に使用し、こまめな水分・塩分補給など、十分な対策を取るようにしましょう。

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北日本は次第に風雨が強まり荒れた天気となりそうです。東北は、南部では朝のうちから雨が降り始め、その範囲は昼頃にかけ北部まで広がるでしょう。北海道では、はじめ曇りで内陸部では日差しのある所もありますが、太平洋側では朝のうちから雨の所が多く、午後は道南から雨足が強まり、夜には全域で雨となりそうです。台風が持ち込む暖かく湿った空気や前線の影響で、東北北部と北海道の太平洋側を中心に明日にかけ大雨となるおそれがあります。土砂災害・低地の浸水・河川の増水に警戒・注意するとともに、交通機関が乱れる可能性もありますので、最新の情報をチェックするようにしてください。

各地の天気と気温

日中の最高気温は、北海道のオホーツク海から太平洋沿岸部では25℃以下で比較的過ごしやすいですが、他は30℃前後まで上がる見込みです。熱中症にご注意ください。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

朝のうちまでは広い範囲で雨となり、一時雷を伴い激しく降る所があるでしょう。特に東海地方では午前中まで大雨による土砂災害・低地の浸水・河川の増水に警戒・注意して下さい。日中は太平洋側の地方から雨が上がり始め、関東南部や甲信地方では午後から晴れ間が広がる所もありそうです。ただ、南寄りの風が沿岸部を中心に強く吹くでしょう。海上はしけが続きますので、車の運転などは強い横風や越波にご注意ください。

降水分布予想12時

日中の気温は、各地で30℃以上まで上がり真夏の暑さが続く見込みです。湿度も高くまとわりつくような暑さでしょう。北陸では35℃以上の猛暑日となる所も多そうです。熱中症対策には十分ご注意ください。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

風雨のピークは過ぎて天気は回復に向かいますが、湿った空気が流れ込むため雲は広がりやすく、所々でにわか雨がありそうです。時間帯に関わらず急な雨にご注意ください。外出の際は折り畳み傘があると安心です。

降水分布予想12時

日中の最高気温は、31℃~34℃位の所が多く、厳しい暑さが続きそうです。激しい運動は避け、こまめな水分・塩分補給とともに体を冷やすなど、十分な熱中症対策を心がけましょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

各地とも湿った空気の影響ですっきりとしない天気となるでしょう。はじめ雲の切れ間で晴れる時間帯もありますが、次第に雲に覆われ、昼頃から所々で雨や雷雨がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。

各地の天気と気温

日中の最高気温は31℃~32℃の予想です。

(むらさめ)

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