台風6号は奄美大島の東北東をゆっくりと北上しており、今夜には種子島・屋久島地方に接近する見込みです。あす9日(水)にかけて勢力を維持したまま九州の西海上を北上する見通しで、九州を中心に西日本では暴風や強風、うねりを伴った高波に厳重な警戒が必要です。
↑台風の備えを
また、台風から離れた地域も含めて大雨災害に厳重な警戒が必要です。
九州では台風中心を取り巻く発達した雨雲がかかり、あすにかけて猛烈な雨が降り大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。また、四国から東海地方の太平洋側も南東から吹き込む湿った空気の影響で断続的に雨が降り続いており、土砂災害の危険度が高まっている地域があります。あさって10日(木)ごろにかけて南東斜面にあたる地域では総雨量がかなり多くなるおそれがあります。夜間に状況が悪化するおそれもあります。崖や川の近くにお住まいの方は日中のうちの避難を心がけて安全な場所でお過ごしください。
土砂災害の前兆現象 
また、もう一つ心配なのは今朝(8日)9時に南鳥島近海で発生した台風7号です。台風7号の今後の進路はまだ定まっていませんが、来週にかけて海面水温の高い海域を発達しながら北上する見通しで、お盆期間中に本州に接近する可能性があります。旅行や帰省を予定されている方も多いと思いますが、今後の台風情報に留意するとともに計画の変更なども検討しておきましょう。
（気象予報士：みやっち）
