広範囲で荒れた天気に 雪崩にも注意

日本海で急発達する低気圧と列島を通過する寒冷前線の影響で、あす12月1日(水)にかけて西~北日本の広範囲で雨や風が強まり、荒れた天気となるでしょう。

30日(火)21時の予想天気図

↑低気圧が急発達 列島を前線通過

あす1日(水)にかけて前線に伴う活発な雨雲が通過するため、西~北日本の各地で雨脚の強まる時間があるでしょう。雷を伴った激しい雨や突風、土砂災害や低い土地の浸水のほか、積雪の多い地域では雪崩や落雪にご注意ください。また、南のち西寄りの風が強まるため、暴風や高波に警戒をしてください。

■各地の雨の強まる時間
九州:~今夜はじめ頃
中国・四国:昼過ぎ~今夜遅く
近畿:今夜遅く~1日未明
東海・北陸:1日未明~明け方
関東甲信:1日明け方~朝
東北:1日明け方~昼前
北海道:1日明け方~昼過ぎ

最新の雨雲の動きは雨レーダーでご確認ください。

1日(水)09時の予想天気図

↑西高東低の冬型の気圧配置に

前線通過後は冬型の気圧配置が一時的に強まり、上空に寒気が流れ込む見込みです。そのため、北日本~北陸の日本海側は2日(木)にかけて断続的に雪や雨となり、西風の強い状態が続く見込みです。引き続き、暴風や高波に警戒するとともに吹雪や積雪による視程障害や交通障害にご注意ください。また、気温の変化が大きくなりますので、体調管理にもお気を付けください。

(気象予報士:みやっち)

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