週末も前線停滞 大雨災害への警戒続く

秋雨前線に伴う活発な雨雲が西から断続的に流れ込んでおり、長崎県雲仙市・雲仙岳では降り始めからの積算雨量が800ミリに達するなど九州北部を中心に記録的な大雨となっているところがあります。また、広島市では線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続き、一時「大雨特別警報」が発表されるなど災害の危険度が高まっています(※大雨特別警報は13日13時に大雨警報に切り替えられました)。

これまでの大雨で九州北部や広島県などでは土砂崩れや浸水被害が発生し、広島県と島根県を流れる江の川の上流で氾濫が発生しました。そのほか、江の川下流など氾濫危険水位に到達している河川があり、警戒が必要です。

秋雨前線は引き続き本州付近に停滞する見込みで、週末土日にかけて西日本~東北地方の広範囲で断続的に激しい雨となり、雨量はさらに増える見込みです。すでに災害の危険度が高まっている地域の方は崖や川から離れた場所や建物の2階以上など少しでも安全な場所で避難を続け、その他の地域の方も今後の雨の降り方に十分注意し、周辺の状況が悪化する前に早めの避難を心がけてください。

(気象予報士:みやっち)



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