台風6号は強い勢力で沖縄近海を西寄りに進んでおり、南西諸島では東または北寄りの風が強まっています。21日明け方には沖縄県南城市糸数で最大瞬間風速32.3m/s、那覇市で25.6m/sを観測しました。
台風6号はこのあとも発達しながら比較的ゆっくりとした速度で沖縄近海を西に進む予想で、大東島地方は22日(木)ごろにかけて、沖縄本島地方は23日(金)ごろにかけて、先島諸島は24日(土)ごろにかけて長時間荒れた天気となるおそれがあります。特に先島諸島は発達ピーク時に台風が最接近し、走行中のトラックが横転したり、樹木や電柱が倒壊するような猛烈な風が吹くおそれがあります。
また、台風本体や周辺の活発な雨雲がかかり続け、大雨により土砂災害の危険度も高くなる可能性があります。海上や沿岸海域では猛烈なシケとなり、沖縄本島地方や先島諸島では高潮による浸水にも注意が必要です。崖などの急な斜面や海岸付近など危険な場所から離れ、頑丈な建物の中で身の安全を確保するようにしてください。
(気象予報士:みやっち)