関東首都圏 今夜から猛烈な雨風

台風15号は強い勢力で伊豆諸島近海を北上しており、あす朝にかけて静岡県、関東地方にかなり接近し上陸する見通しです。その後、あす昼前にかけて東北南部の太平洋沿岸へ進む見込みで、福島県浜通りを中心に雨風が強まり猛烈なシケとなるでしょう。直撃が予想される関東の平野部にとっては最悪のコースであり、昨年の24号に匹敵する記録的な暴風となり、ここ10数年来の大雨となるおそれがありますので、今夜遅くの外出は控え厳重に警戒してください。(暴風や猛烈な雨のピークは3時間程度です)

◆台風15号のポイント
コンパクト台風!急激に雨風強まる
強い勢力で直撃!近年まれにみる猛烈な風
筋肉質台風!平野部でも猛烈な雨のおそれ

関東地方は今夜遅くから急激に雨風が強まり、沿岸部では猛烈なシケとなる見込みです。台風本体の雨雲がかかると局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。(※関東南部、首都圏の雨や風のピークは0〜3時頃となる見通し)

夜間の暗い時間帯に雨風のピークとなりますので、大雨と暴風、高波に厳重に警戒し、台風接近前の明るい時間帯に安全なところに避難しましょう。また停電の可能性がありますので、懐中電灯や充電器などのご準備もお忘れなく!!

↑昨年24号通過後の横浜市  八王子市で45.6m/sを記録し、塩害も発生した

台風の接近に伴い、東海道新幹線の計画運休が予定されるなど交通機関にも大きな影響が出る見込みです。交通機関を利用される際は最新の交通情報をご確認ください。

未明の予想降水域

一方、沖縄や九州から四国、紀伊半島の南東斜面も熱帯低気圧や台風周辺の湿った空気、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気の影響で発達した雨雲が流れ込みやすくなっており、局地的に雨脚が強まっています。高知県の仁淀川町では降り始めからの総雨量が400ミリを超えるなど大雨になっているところがあります。台風から離れた地域でも土砂災害や川の増水などに警戒が必要です。





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