非常に強い台風10号は発達しながらトカラ列島や屋久島付近を北上し、あす29日(木)朝には非常に強い勢力で九州南部に接近する見込みです。中心気圧925hPa、最大風速50m/sが予想されており、数十年に一度の強度の台風の接近が予想される鹿児島県の薩摩、大隅、種子島・屋久島地方に暴風、波浪の特別警報、薩摩地方には高潮の特別警報も発表されました。自治体が発表する避難情報に留意し、周辺の状況が悪化する前の早めの避難を心がけ、ご自身やご家族の安全を確保してください。
台風10号はゆっくり進むため、九州付近では暴風の影響が長時間続くおそれがあります。また、九州では台風周辺や台風本体の活発な雨雲がかかり、四国～東海地方の太平洋側や山陽地方も湿った空気の流入により断続的に雨が強まり、ところにより記録的な大雨となるおそれがあります。土砂災害や浸水害、河川氾濫など大雨災害にも厳重な警戒が必要です。
最新の雨雲の動きは雨レーダーで確認！！
(気象予報士：みやっち)
