【1/16 朝イチ!】寒波の峠は超える

昨日15日の状況
昨日は青森県酸ヶ湯で、積雪が261センチに達し、今冬の最深積雪を更新しました。最深積雪が1メートルを超えた地点が、14日は26か所でしたが、34か所と今冬最多になりました。また、日最高気温が0度未満の「真冬日」になった所は14日の402か所(以下、富士山を除く)から320か所に減りましたが、最低気温が0度未満の「冬日」は14日の738か所から830か所に増え、最多になり全国の観測地点の約9割に当たる89%を占めました。ちなみに富士山でも日最低気温が氷点下33度9分、日最高気温が氷点下29度15分で、いずれも14日の最低を更新しました。昨日は初雪の便りが、高知(平年より16日遅い)と長崎(同27日遅い)から届いています。

今日16日の天気
今朝3時の気象衛星ひまわりの雲画像を見ると、引き続き日本海と東シナ海には寒気に伴う筋状の雲が見られますが、大陸側では沖に少し離れて、寒気のピークが過ぎていることが分かります。ただ、太平洋側でも広い範囲で筋状の雲が見られ、今朝もまだ寒気が日本列島をすっぽり覆っていることが分かります。

1月16日3時気象衛星雲画像
3時の気象衛星ひまわりの雲画像

日本海側では九州と山口県では曇りがちで、山陰から北では引き続き雪が降り易いですが、4時現在、大雪警報が発表されているのは、群馬県北部地方だけになり、大雪の峠は越えています。また、太平洋側も昨日、大雪になった広島や京都などでも一時的で、降っても数センチで以下で収まる見込みです。一方、沖縄は引き続き曇りがちですが、九州と中国の瀬戸内・四国から北の太平洋側では、東北北部を除き冬晴れか雲の多い晴れの所が多いでしょう。

1月16日12時レーダー降水予想12時のレーダーの予想降水域(雪か雨)
西日本ではまだ太平洋側に見られる

1月16日天気予報16日の天気予報

また、今日も強い冬型が続いていますが、風は今朝4時現在、暴風雪警報が発表されいるのは、秋田県沿岸地方と山形県庄内地方ですが朝までに注意報に変わる見込みで、波浪警報が石川県全域だけになっています。風や波のピークは過ぎましたが、日本海側では山陰~東北を中心に今日まで、強風や高波に注意が必要です。

1月16日9時予想天気図16日9時の予想天気図

1月16日12時予想波高分布12時の予想波高分布
(日本海側ではまだ4メートル以上)

今日16日の気温
寒波が今日まで居座るため、日中の気温は沖縄から西日本と東日本では引き続き平年より低く、厳しい寒さが続く見込みです。しかし、北日本は東北で平年並の寒の内らしい寒さに戻り、北海道では平年より高くなり、2月下旬~3月上旬の頃で、厳しい寒さが和らぐでしょう。

1月16日予想気温
16日の予想気温(最高/最低)

気象庁から発表されている気象情報
昨日16時42分に「大雪と暴風雪および高波に関する全般気象情報」が発表されています。
大雪
●16日18時までの24時間に予想される降雪量:
(多い所)
北陸・関東甲信地方:80センチ
東北地方:70センチ
北海道・東海地方:50センチ
近畿・中国地方:40センチ

大雪による交通障害やなだれに警戒・注意して下さい。

暴風雪・暴風・高波
北日本や東日本では、16日にかけて強い風が吹き、暴風雪となるところがあるでしょう。海は、北日本から西日本の日本海側を中心にシケの状態が続く見込みです。
●16日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速):
北海道地方:23メートル(35メートル)
東北・北陸地方:18メートル(30メートル)
伊豆諸島:18メートル(30メートル)
●16日にかけて予想される波の高さ:
北海道・東北地方:5メートル
北陸・近畿・中国地方:5メートル
伊豆諸島:5メートル

暴風雪や高波に警戒・注意して下さい。

(2017年1月16日 04:00更新)



トミーです。10日頃から始まった寒波の襲来も峠を超えて、明日から寒気も北上し、大雪や強風は収まって来る見込みです。ただ、雪による事故が多発していますが、雪が止み気温が上がると、落雪やナダレなどの事故が多くなります。今回、大雪の降った所では十分注意して下さい。トピック「きょう寒さピーク 今週末も再来」参照。寒中の花「蝋梅」(ろうばい)が咲き始めています。
雪下ろし

1月15日蝋梅③15日千葉県で撮影

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牡蠣と柿が大好き(注:ダジャレではありません)で和食が好物。学生時代に卓球・弓道をかじっていたという「和の男」。スラリとした長身、穏やかな笑顔で物腰も柔らかいけれど、仕事となると猪突猛進!「力いっぱい」を座右の銘に毎朝の天候チェックを欠かさないベテラン気象予報士。