日本の南にのびる前線の活動が活発化し、西から北上しています。このため、西日本から東日本の太平洋側にかけて雨の範囲が広がり、傘の手放せない一日となりそうです。特に、沖縄から九州にかけては大気の状態が不安定なため、短時間強雨、落雷、突風等にご注意ください。北日本は晴れ間の広がる所もありますが、夜は東北の一部で雨がぱらつく所があるでしょう。
9/14（火）09時の予想天気図
道東のオホーツク海沿岸では発達した低気圧の影響でしけるでしょう。また、台風14号は華中の沿岸で動きが遅くなる予想です。南西諸島周辺や九州の東シナ海沿岸では海上はうねりを伴い波が高い状態が続くでしょう。海のレジャーや船舶はご注意ください。
海上の風と波の予想09時
日中の最高気温は、昨日より低くなる所が多く、東北から四国にかけての太平洋側では、25℃前後の予想で暑さが和らぐ見込みです。一方、沖縄から九州は昨日と同じ位で、九州でも30℃近くまで上がり湿度も高く蒸し暑くなるでしょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は概ね晴れますが、オホーツク海沿岸は北西の風がやや強く、海上はしける見込みです。東北は日本海側で晴れ間が広がる所もありますが、全般に雲が広がりやすく、夜は一部でにわか雨があるでしょう。
降水分布予想09・18時
北海道では最高気温は平年並みで、日中も20℃前後の所が多いでしょう。東北も三陸で20℃を少し超える位ですが、他は25℃前後で、山形では27℃と汗ばむ陽気となりそうです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸で晴れ間が広がる他は朝のうちから雲に覆われ、東海地方では午前中から雨が降り出すでしょう。午後は関東甲信の太平洋側や伊豆諸島でも雨雲に覆われそうです。お出かけの際は雨具をお持ちください。小笠原諸島は雲が多いながらも天気の大きな崩れはなく、日中は日の差す時間もあるでしょう。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、25℃～28℃位の所が多く、昨日より暑さが和らぐ所が多いですが、父島は32℃の予想で厳しい残暑が続きそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
午前中から広い範囲で雨となり、傘の手放せない一日となりそうです。九州では南部の太平洋側を中心に雷を伴った非常に激しい雨となるおそれがあります。天気の急変とともに、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などにご注意ください。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、近畿から中国、四国地方にかけては25℃前後の所が多く昨日と比べ過ごしやすいでしょう。一方、九州では27℃～29℃の予想で、湿度も高く熱が体にこもりやすいため熱中症に注意が必要です。水分をこまめに補給し、室内ではエアコンなどを使用し涼しい環境でお過ごしください。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
大東島地方では概ね晴れますが、他は湿った空気が流れ込み、曇りや雨となるでしょう。沖縄本島地方では急な激しい雨や落雷、突風など天気の急変にご注意ください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は30℃～32℃の予想で、厳しい残暑が続きそうです。健康管理にご注意ください。
（気象予報士：むらさめ）
