コロナ禍で加速!? ストレートネックにご注意を!

「痛い」という感覚があると、身体にはもちろん、精神的にも決して良い状態とは言えません。痛い場所や辛いところに神経がいってしまって仕事をはじめ、物事に集中できなくなり、痛みや辛さが長期間続くと不安に駆られ気持ちが沈んでしまいます。
コロナ禍で生活が一変し、肩こりや首の痛みに悩む人が増えているようです。この痛みの原因はストレートネックによる場合が多いとされ、その原因として、長引く「巣ごもり」による運動不足や、スマートフォンやパソコンによるコミュニケーションがメインになったこともあり、画面をみたり触ったりする時間が増えたことなどが考えられます。

■ストレートネックって何?

人間の頭部は体全体の約10%もの重量があると言われています。体重が45kgの人だと4.5kg、60kgの人だと6.0kgほども重さがあるということになります。2本足で立っている人間は首や肩周りの筋肉でこの重さを支えているのです。
スマートフォンやパソコンを見るためにうつむいた状態が続くと、頭を支えている首に大きな負担がかかります。このため、正常な状態だと「く」の字になっている首の骨のカーブが徐々に変形し真っ直ぐになってしまいます。これをストレートネックと呼んでいます。

■ストレートネックが引き起こす症状

ストレートネックが進行すると、いわゆる「肩こり」をはじめ、首や背中、腰などのこりなどを引き起こしますが、これが重症化すると慢性的な痛みやしびれ、背骨の変形によるヘルニアなどに発展する危険性があります。また、冷え・頭痛・眼精疲労・吐き気・めまい・慢性的なだるさ、血行不良などの症状も。

▼簡単なチェックにチャレンジ

壁にかかとをくっ付けてまっすぐ立ちます。この時、①後頭部 ②肩甲骨 ③お尻 ④かかと が無理なく自然に壁についていれば問題なし。後頭部が壁から離れたり、無理に押し付けたりしないとダメな場合はストレートネックになっている可能性大です。

■ストレートネックにならないために

① 定期的に休憩を取り、姿勢を変える
理想を言えば30分おき、せめて1時間おきに立ち上がったり姿勢を変えたり、ストレッチしたりするよう意識しましょう

② 座っている時の姿勢に注意!
意識せずに座っているとどんどん姿勢が崩れてきますが、これが長時間続くとストレートネックだけでなく、身体の歪みにつながりかねません。
・お腹に力を入れ、骨盤を立てて真っ直ぐ座る
・足の裏をしっかりと地面に付ける
・椅子と机の高さを調整し、猫背にならないように

③ 枕の高さを見直そう
枕が高すぎると、首や肩の筋肉が緊張してしまい、肩こりを誘発しやすくなります。ストレートネック用の枕を利用する、バスタオルなどを折り曲げて首や肩に負担のない、自分に合った高さを探ってみるのもよいでしょう。

④ ストレッチ・筋トレ
首や肩のストレッチをして血行を促すこともおすすめです。
ストレッチする際には、激しく傾けて「コキッ」と音を鳴らしたりするのではなく、ゆっくり息を吐きながら伸ばしましょう。
筋肉は身体中にありますので、どこか1箇所だけの問題はありません。全身の筋肉を動かす運動を取り入れてみてください。

⑤ スマートフォンの使用時間を少なめに
とはいえ、スマートフォンを使う場面は多いので、以下のことに気をつけましょう。
・連続使用時間を極力減らす
・できるだけ目の高さで見るように心がける(うつむいた姿勢の時間を減らす)

立っている時、座っている時、歩いている時、普段の何気ない動作は、よほど気をつけて意識をしないと改善は難しいかもしれません。最初は時間を決めて取り組む、タイマーでアラートするなど、まずは意識することから始めてみてはいかがでしょうか。

(健康管理士:R)

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