石油高騰、寒さ厳しい冬。いつも以上に「火の用心」

今年の冬はラニーニャ現象の影響が予想されており、東日本から西日本にかけて気温が低くなる見込みとのこと。特に12月~1月は西日本を中心に厳しい寒さとなる可能性が高いとの予報が出ています。(詳細は「3ヶ月予報」をご覧ください

こんなに寒いと言われている中、ニュースでも度々報じられている様に原油が高騰しており、政府が初の石油備蓄放出を発表したばかり。寒い冬に備える暖房器具として、石油ストーブよりも電気ストーブの売り上げが伸びているとの情報もあります。気温が低い状況と、コロナ禍で家にいる時間が増えている、となると暖房器具を使う時間も機会も増えるのは当然のこと。今年の冬は、一層気を引き締めて「火の用心」を心がけてください。
冬は他の季節と比べて火災が増える時期です。その要因としては火を使う機会が増えること。空気が乾燥していると火の燃え広がりやすい条件が揃ってしまうので、火災の規模が大きくなる傾向があります。12月~4月に起こる火災が1年間に起こる火災全体の4割程度になっています。

■火災の原因、第1位は電気

東京消防庁への取材の結果、「石油ストーブ」が危ないと思っている人が多いけれど、実際に起こった火災の原因は「電気ストーブ」が多いということがわかりました。
「もちろん普及数なども関係すると思いますが、電気だから安全、ということはないので気をつけていただきたい」とのこと。

■火事を起こさないために気をつけるべきこと5つ

①外出時・就寝時には必ず消す
②燃えやすいものを近くに置かない
③洗濯物を乾かすためにストーブを使わない(ストーブの上に洗濯物を干さない)
④使わない時は電源プラグをコンセントから抜く
⑤電源プラグやコードが傷んでいたら使用しない
⑥使用前には取扱説明書をよく読む
コンセントの周りの埃も厳禁ですね。どれも基本的な当たり前のことですが、誰もが知っていることなのに火災が無くならないのもまた事実です。今一度、ご自身と家族で確認しあいましょう。また、電気ストーブに限ったことではありませんが、コンセントの周りに埃がついていると危険です。定期的に埃チェックをしてください。

■防火の原則3つ

① 火の用心(火災予防)
最も短い手紙として有名な「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」にもあるように、とにかく「火事を出さないこと」は昔から暮らしの基本中の基本でした。日本の住宅は木造が殆どだったことからも「火の用心」は最も重要なことだったのでしょう。

② 出火を感知する(火災感知)
万が一火が出てしまったら、いち早く知ることが大事です。人が感知するには限界もあり、例えば就寝中など発見の遅れが命取りとなってしまいます。住宅火災では逃げ遅れによる死者が約70%を占めています。日本では2011年6月からすべての住宅に住宅用火災警報器(住警器)の設置が義務づけられました。

③ 火を消す(消火)
火炎が天井に達しないうちに消せば、損害を最小限にとどめることができるといわれています。防火区画の多い大規模なビルなどでも、発火源から周囲に着火する前に消すことが理想です。火を早く消すこと(初期消火)は、火の用心とともに、火災から命や財産を守る基本的な要素となります。火を消す方法としては、水をかける・酸素を遮断する・可燃物を除去する・火を吹き消す・燃焼反応を抑えるなどがあります。


ご家庭で使うには消火器が一般的です。消火器の使い方は簡単ですが、いざとなったときにちゃんと使えるよう、日頃から防火訓練などに参加して使い方の訓練をしておきましょう。

(防災士・防災コーディネーター:R)

 

 

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