あす4/29(木)から大型連休が始まります。連休期間中は低気圧や上空の寒気が短い周期で日本列島を通過するため、雨の降る日が多く荒れた天気となる日もありそうです。
4/29(木)~4/30(金)にかけて前線を伴った低気圧が発達しながら、西~北日本を通過するでしょう。南から暖かく湿った空気が流れ込むため、各地でまとまった雨が予想されます。土砂災害や低地の浸水などにご注意ください。北日本では風も強まり荒れた天気となるおそれがあります。
5/1(土)~5/2(日)にかけては上空5,500m付近に-24℃以下の強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。日差しが届いていても天気が急変し、雷を伴って局地的に激しい雨や雹(ひょう)が降ったり、竜巻などの激しい突風が吹くおそれもあります。外出中に急に空が暗くなったり、遠くの方から雷の音が聞こえてきたら、頑丈な建物の中に移動して身の安全を確保しましょう。
5/3(月)~5/4(火)は南から張り出す高気圧に覆われて晴れるところが多い見込みです。南風で気温が上がり、関東から西の地域では25℃以上の夏日となるところもありそうです。環境省と気象庁は4/28(水)から全国を対象に熱中症予防に関する情報「熱中症警戒アラート」を開始しました。まもなく5月に入り熱中症のリスクが高まる時期です。外出を控えて家の中で過ごす時間が増えたという方も多いと思いますが、適切にエアコンを使用したり、こまめに水分補給を行うなど、室内でも熱中症対策を心掛けましょう。なお、5/5(水)~5/6(木)は気圧の谷の通過で再び広い範囲で天気が崩れる見込みです。
(気象予報士:みやっち)