台風10号で「オバケ」も巨大化!? 離岸流だけじゃない!海で気をつけること

夏休み、スイカ割り、帰省、そして…海!夏といえば海水浴!この3連休にも多くの方々が海水浴を楽しまれたと思いますが、残念ながら水難事故が増えています。今日は海で気をつけるべき「離岸流(りがんりゅう)」と「一発大波(いっぱつおおなみ)」についてお伝えします。

水泳選手でもかなわない超早くて強い「離岸流」

離岸流とは、海岸・浜辺から沖に向かって、ある程度の大きさでまとまって戻る大きくて速い流れのことです。「1つとして同じ波はない」と言いますが、浜辺に寄せた海水は、思いもかけない動きをしているのです。離岸流は特定の場所で起きる珍しい現象ではなく、どこにでも発生します。

<離岸流発生のしくみ>

離岸流のスピードは秒速2m以上になることもあり、世界トップクラスの水泳選手でさえ、その流れに逆らって泳ぐのは困難と言われています。

離岸流の事故に遭わないために

*当日の天気予報を確認し、無理な日程では泳がない(無理して泳いで、流される人が多い)
*遊泳禁止区域では泳がない(監視員やライフセーバーがいる海水浴場を選ぶ)
*監視員や地元(海の家など)の方からの正しい情報で、子どもでも安心して遊べる場所を選ぶことが大切
*波が高い時は、海に近づかない
*突堤や構造物の近くでは泳がない
*砂浜が削られている場所付近では泳がない
*子どもから目を離さない
*複数人で行動し、砂浜等で休憩中の方は、海に入っている仲間を注意して見るようにする
*飲酒後や体調の悪い時には、海に入らない

海に入る時は、気が付かないうちに沖へ流されて慌てることがないよう、周囲を観察するなど注意しながら遊びましょう。

もし、離岸流に流されてしまったら…

*慌てず落ち着く(パニックにならない)
*可能であれば、まわりの人に流されていることを知らせる
*岸と平行に泳ぐ(岸に向かって泳がない)
*沖向きの流れを感じなくなったら、岸に向かって泳ぐ
*泳ぎに自信のない方は、無理に泳ごうとせず浮くことに専念する

慌てるな、と言われても落ち着くのは難しいと思いますが、海水は、真水よりも浮きやすいです。身体の浮力に逆らわず、とにかく浮いて救助を待つよう心がけてください。

「オバケ」とも呼ばれる「一発大波」

穏やかに見えていた波が、突如2倍の高さで押し寄せてくる「一発大波」と言われる現象が、台風10号の影響でより危険度を増しています。

「一発大波」とは、沖からおしよせてくるうねりが重なった時に発生します。風によって発生する風浪とは違い、うねりは台風などから伝わってくる波で、水深が浅いと高波になり力が強いのが特徴です。1000回に1回、2時間に1回程度、予測を大きく上回る高波になり、サーファーには「オバケ」と呼ばれることも。

8月15日は大潮で、その前後は海もボリュームアップしています。天気の崩れがなくても、海上には台風10号の影響が出ています。海に出かける前は波浪情報などを確認して、係員の指示に従いましょう。

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参考:海上保安庁HP

(アール)

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