2019年は平成が終わって令和がスタートし、なにかと「初」という文字が目立ちます。梅雨(つゆ)に関しても「令和」になって初めての・・・ということですが、話題になっているのはそればかりではありません。ちょっと下の表を見てください。
過去20年間(1999~2018年)梅雨入り
こちらは気象庁HPのデータを表にしたものです。この日程に関しては全ての日にちに「ごろ」という文字がついていました。その理由についてはこちら↓
※梅雨は、春から夏に移行する過程で、その前後の時期と比べて雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象です。梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。この資料に掲載した期日は、移り変わりの期間の概ね中日を示しています。
気象庁では、気象予測をもとに行う梅雨の入り明けの速報とは別に、梅雨の季節が過ぎてから、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行っています。この資料に掲載した期日は、検討の結果、統計値として確定したものです。
○月○日に梅雨入りしました!と明言できる現象ではない、ということなんですね。
ところで、平年なら沖縄は梅雨入りしている時期です。この表は20年間分だけ抜粋していますが、ここにある「平年」は「平成22年(2010年)までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)の日付です。…気象庁HPより」とのこと。
ざっと数えてみて1999年から昨年までの20年間に、この「平年」よりも遅かった年は13回。ということは次に計算されて出てくる「平年」の値はもっと遅くなってしまうかもしれませんが、沖縄地方気象台には「梅雨入りはいつになりそう?」という問合せが増えているそうです。
関東地方では梅雨入り前に「今日の気温は28度」なんて日があり、梅雨を飛び越して夏が来てしまったような感じが否めない・・・。
ジメジメして蒸し暑いし、気分も憂鬱になる梅雨なんて無いほうがいい!」という声も聞こえてきそうですが、そもそも、梅雨ってどうして存在するのでしょうか? これについては気象予報士・がんちゃんの記事「沖縄でまもなく梅雨入り!」をご覧ください!
さて、今年の梅雨はどんな感じになるのでしょう・・・。憂鬱な時期ではありますが、例えばレインコートやブーツ、傘などを新調したり、雨の日ならではの楽しみを何か見つけて、気持ちよくお過ごしください。
(アール)