日頃食べているのはオスばかり?アスパラガスの意外な事実5つ

サラダはもちろん、炒めたりあえたり、パスタや味噌汁まで幅広いメニューに登場するアスパラガス。スーパーなどで1年中手に入れることができますが、国産のアスパラガスは、ちょうど今頃、出荷が盛んになります。このアスパラガス、調べて見ると面白い事実がいくつかわかりました!

性別?オスとメスがある

アスパラガスは多年生植物で、1つの株から数年間収穫をすることができます。地中にある本体からニョキニョキと生えてくる若い芽を収穫したものを食べているんです。アスパラガスにはオスとメスがあり、オスの方が繁殖力が高くてよく育つので、私たちが普段食べているのはほとんどがオスなんだそう。

食感も栄養価も違うけれど、白も緑も同じ品種

グリーンアスパラガスは食べられるけれど、ホワイトアスパラガスはちょっと苦手・・・なんてことを言っている方、ちょっと待ってください。グリーンもホワイトも同じ品種です。発芽してすぐ、日光が当たらないように土をかぶせて育てたもの(土寄せ)がホワイト、そうせずに普通に日光に当ててニョキニョキ育てたものがグリーンになるわけです。日光に当たったグリーンアスパラガスのほうが栄養価が高いといわれていますが、日陰育ちのホワイトアスパラガスは柔らかな食感と独特の香りが魅力。確かにグリーンのほうは日光に当たり過ぎてちょっと硬めのものもありますよね。

実は結構古いお付き合い

名前や見た目、よく使われるレシピなど、なんとなく近代に入ってから日本にやってきた洋風野菜のイメージが強いアスパラガスですが、日本にやってきたのは江戸時代。当時は食用ではなく観賞用として愛でられていました。食用になったのはその後、明治に入ってから。・・・とすると、明治・大正・昭和・平成・令和と食べ続けられているのですね。

周りのアレは葉っぱじゃなくて茎

アスパラガスの本体まわりにくっついている、三角形の葉っぱのようなもの、全部取り除いていますか?それとも一緒に調理します?アレは葉っぱではなくて“退化した茎”なんだそう。

日本全国、北から南まで

日本国内、北海道から九州まで、アスパラガスは全国で収穫・出荷されています。平成28年(2016年)のアスパラガスの出荷トップ3は、北海道・長野・佐賀となっています。5月から7月は出荷量がもっとも多い時期。ぜひ瑞々しいアスパラガスを食卓に!そうそう、新鮮なアスパラガスを見分けるポイントは、穂先(頭の部分)を見ること。キュッとかたくしまっていてハリのあるものを選びましょう。

(アール)

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