10連休が終わってしまった、会社に行くのがつらい。通勤電車も憂鬱だし、なんとなく身体がだるい気がする・・・そういえば昨日はよく眠れなかった。と感じていらっしゃる方、今日は多いかもしれません。
「五月病」などと呼ばれる、ある一定の時期に発生・蔓延しがちな症状については「季節病」とされており、頭痛、食欲不振、腹痛、めまいや疲れやすいなどの身体的なものと、やる気が起きない、憂鬱、不安、何をしても楽しくないなどの精神的なものがあります。
■ストレスが原因?
五月病は環境変化によるストレスが、主な原因といわれています。大学生から社会人になったり、部署の異動や役職が変わったり、あるいは引越しなど、生活や環境が変わると、それが例え好ましいことだったとしても「変化」によるストレスがかかります。
春の変わりやすい気候で疲れた後でもあり、心身ともに疲れやストレスがたまりやすいのが5月頃にあたるのです。
■誰にでもストレスはある!
自覚しやすい・しにくい、に関わらず、誰にでもストレスはあります。ストレス、と聞くと社会的なストレスを受けやすい大人だけ、というイメージがあるかもしれませんが、子どももストレスを抱えています。ただ、子どもの場合は精神的な症状よりも身体的な症状を訴えるため、すぐに気づけないことが多いのです。
睡眠障害・食欲不振・長期間改善しない疲れなど、五月病の症状は一過性の場合が多いといわれていますが、症状が長引いて改善されずにうつ病につながるケースもありますので、体調の異変や、自身の好ましくない変化に気づいたら、早めに対処するようにしてください。
■脱!五月病。何をすれば良いの?
まずは「好きなことを続ける」…例えば趣味を持っている人は、好きなことをしている時間を増やすこと。ほか、森林浴やウォーキングなど、身体を動かすこともストレス解消や五月病予防におススメです。また、生活のリズムを整えることも大事です。連休の間に乱れた生活時間を戻し、体内時計をリセットしましょう。規則正しい時間に食事を摂るよう心がけ、例えば朝起きてから1杯のお茶を飲む、など、ご自身の「好調パターン」を作ってみるのもよいかもしれません。
良くも悪くも色んな日常がストップした連休。リセットには少し時間がかかるかもしれませんが、疲れやストレスをなるべくためないよう、気をつけてお過ごしください。
(アール)