祝・令和!5月7日の夜明け前、みずがめ座η流星群も新元号を祝福

令和を迎えて1週間と経たない5月6日、みずがめ座η(エータ)流星群がピークを迎えます。5日が新月なので月明かりの影響を受けることなく、空の条件はとてもよく、明け方の空に流星を見ることができそうな期待大!

■みずがめ座η流星群とは

安定して活動し、毎年多くの流星群が見られる代表格の、いわゆる3大流星群(「しぶんぎ座流星群」(1月)、「ペルセウス座流星群」(8月)、「ふたご座流星群」(12月))と同じくらい活動しているのが、この流星群です。

(画像:国立天文台HP)

母天体はかの有名なハレー彗星。10月オリオン座流星群と同じ母天体ですね。活動は毎年安定して活発であるにも関わらず、この流星群が日本であまり話題にならないのにはワケがあるんです。放射点の位置が北半球では中・高緯度での観測が難しい位置にあり、日本では明け方のわずかな時間にしか観測することができないのです。・・・なのでこの10連休中に南半球に旅行の予定のある人は、チャンスかも。南半球では、ペルセウス座流星群並みに多くの流星が見られることもあるようです!

■一番の見ごろはいつ?

5月7日の夜明け前・日の出2時間半くらいから1時間半くらい前までの1時間程度が、一番の見頃の時間となりそうです。5月7日の日の出は東京で4:44、札幌で4:21、福岡で5:25頃。東京を例に挙げると午前2時頃~3時頃までがピークの時間になります。地域によってピークの時間帯が少し異なりますので、観察予定地の日の出時間をチェックして時間を割り出してみてください。

■よりよく観察するには?

観察には、近くに明かりがなく空を広く見渡せる場所を選びましょう。双眼鏡や天体望遠鏡は必要ありません。肉眼で観察してみましょう。「できる限り暗い場所で空を見上げる」これだけです。ヒトの眼は暗さに慣れるまで15分程度かかると言われますので、せめてそのくらいの時間は見上げていてください。空を見上げる時間が長くなると首など疲れやすいので、レジャーシートのようなものに寝転がって見上げるとよいでしょう。ただ、観察の時間帯は夜中です。暖かくなってきたとはいえ夜は冷えますので、しっかりと防寒対策し、風邪など召されませぬよう、気をつけて「令和最初の流星群」を楽しんでくださいね。

(アール)

シェア!