Aは大量、Cはゼロ。ちょっとのBがかなりヤバイ!・・・さて何の話でしょう?

平成最後のお花見は、突然列島を襲った寒波の影響で、いつもより少し長めに楽しめそうですね。サクラも平成を名残惜しんでいるのでしょうか。しまいこんだコートを再び引っ張り出して寒さに震えた数日間も終わり、本格的な春の陽気、月末には10連休に新しい「令和」の歴史がスタート!日照時間も増えて明るい気分ですが、太陽の光が長く強くなると気にしていただきたいのが「紫外線」です。

■紫外線による影響

紫外線のピークはもちろん夏(7月~8月)ですが、4月頃から徐々に増えてきますので、早めに対策することが大事です。なぜ紫外線に注意が必要かというと…紫外線による健康への影響が注目されているからに他なりません。


グラフ参考:気象庁HP

太陽の光線は波長によって「紫外線」「可視光線」「赤外線」に種別されますが、紫外線にはA、B、Cの3種類があり、そのうち地表に届いているBとAについて注意が必要です。

UV-C(波長100~280nm)・・・地上には到達しない。
UV-B(波長280~315nm)・・・UV-Bの殆どはオゾン層や上空の雲などに吸収されるが、一部が地上に到達して皮膚や眼に有害とされる。
UV-A(波長315~400nm)・・・UV-Bほどではないけれど、長時間浴びると健康に影響がある。

オゾン層の破壊によって有害である紫外線(UV-B)が増えて、私たち人間を含む生物のDNAにダメージを与え、皮膚がんや白内障などの健康障害を引き起こすといわれています。また、免疫力が低下し感染症の増加なども懸念されています。でもその一方で、骨の成長に必要なビタミンを体内で作る働きもあり、紫外線を全く浴びないのもよくないとされています。

紫外線による健康への影響についてはとても多くの研究がなされており、具体的な被害についてもわかってきています。

急性的な影響
・日焼け・紫外線角膜炎・免疫機能低下

慢性的な影響
・シワ・シミ・皮膚がん・皮膚の老化・日焼け
・白内障・角膜や結膜に炎症を起こすなど、目への影響

文字を見ただけでもぞっとしますよね。シワやシミはもちろん、皮膚がんや目の病気など、その影響はとてもこわいものだと認識しておいて間違いはないでしょう。

■まだ4月、ではなく、もう4月!

月別の紫外線量のグラフを見てもお分かりいただけるように、これからが紫外線はどんどん多くなる要注意の季節です!まだ長袖を着ている時期だから…ではなく、早め早めに「紫外線対策」をすることを強くおススメします。
例えば、目への影響については、帽子着用だけではなくUV対応のサングラスをかけるなど。サングラスがあるのと無いのとでは対策効果が4~5倍程度も違うといわれています。「令和」を迎える10連休の期間中など、野外に出ることが増えそうなこの時期からしっかり対策なさってくださいね。

(アール)

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