高温傾向 梅雨の大雨にも注意

桜の花が散り葉桜の時期となり始め、少しずつ梅雨や夏の足音が聞こえてくる頃です。4月も後半を迎え、新生活・新学期に慣れ始めた一方、疲れも見え始めてきたのではないでしょうか。雨の日も多くなることで気分が憂鬱になったり、季節の変わり目で体調を崩される方も多いかと思います。この先は夏にかけて蒸し暑い日が例年より多くなる見通しです。ウォーキングやジョギングといった軽く汗をかく運動をするなど、徐々に体を暑さに慣れさせる取り組みを行い、熱中症対策や体調管理に努めましょう。

平均気温の傾向(5月~7月)

向こう3ヶ月(5月~7月)は、エルニーニョ現象は終息に向かうものの、日本の南にある太平洋高気圧の西への張り出しが強く、暖かい空気に覆われやすいため、引き続き全国的に高温傾向となる見込みです。寒暖差が続いていますが、今後最高気温30℃以上の「真夏日」も増えることが予想されます。早めにエアコンの点検・試運転を行い、エアコンの有効活用や水分補給をこまめに行うなど暑さに向けた対策をすることが重要です。

降水量の傾向(5月~7月)

向こう3ヶ月は、前線や湿った空気の影響を受けやすいでしょう。そのため、降水量は西日本の太平洋側と沖縄・奄美で平年並か多い見込みです。前線や湿った空気の影響を受けやすいため、平年より曇りや雨の日が多いでしょう。前線の活動も活発になることが見込まれるため、梅雨入り以降の大雨に注意が必要です。改めて防災グッズの点検や各自治体のハザードマップの確認を行い、防災への意識を高めていきましょう。

(気象予報士:きっしー)

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