沖縄・奄美付近に停滞していた梅雨前線が本州付近まで北上し、本日(6/26)、九州北部~近畿地方でも梅雨入りが発表されました。1951年の統計開始以降では最も遅い梅雨入りです。また、沖縄の南では熱帯低気圧が北に進み、週末にかけて沖縄や西日本に接近する見込みです。梅雨入り早々西日本の各地では大雨となるおそれがあるため、河川の氾濫や土砂災害等に厳重に警戒してください。
それでは向こう3ヶ月(7~9月)の予報をお知らせいたします。
- 7月
本州付近は太平洋高気圧の張り出し弱く、多雨傾向。
- 8月
太平洋高気圧に覆われ、全国的に夏らしい天候。
- 9月
暖かい空気に覆われ、全国的に残暑続く。
7月は太平洋高気圧の本州への張り出しが弱く、西~北日本では梅雨前線の影響を受けやすい見込みです。湿った空気が流れ込むことで前線活動が刺激され降水量が平年より多くなるでしょう。また、低温に関する早期天候情報が北海道で発表されており、7月のはじめは気温がかなり下がることが予想されます。農作物の管理にご注意ください。
8月は太平洋高気圧の本州への張り出しが強まり、夏らしい暑さとなる所が多い見込みです。昨年のような記録的な猛暑とはならないものの、平年並みの暑さとなるでしょう。
9月は日本付近に暖かい空気が流れ込みやすく、気温は平年並みか高いでしょう。8月下旬の処暑を過ぎても厳しい残暑が続く見込みです。食事や睡眠をしっかりとって夏バテしないようにしましょう。
(きっしー)