ポカポカ陽気 桜開花ラッシュ

3月も終盤を迎え、各地で”花だより”が届いてきました。今春は、23日の熊本と高知を筆頭に、九州・四国全県や東京、横浜など計20都県(3月26日17時時点)で桜の開花が発表されています。「桜の開花日」とは、気象庁によって標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日のことをいいます。ちなみに、満開日は、標本木で約 80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日のことをいいます。既に桜開花を発表している地点もほぼ平年並みとなっているところが多く、着実に桜前線は進んでいる状況です。この先は寒暖差や周期的な天気の変化はありつつも暖かな日が多く、桜前線は順調に進み、西日本や東日本では4月上旬に満開となるところが多くなるとみています。

 

平均気温の傾向(4月~6月)

向こう3ヶ月(4月~6月)は、暖かい空気に覆われやすいでしょう。そのため、気温は北日本で高く、東・西日本で平年並か高い見込みです。特に、6月の気温は北~西日本で高く、沖縄・奄美で平年並みか高くなる予測となっています。期間中は、全般的に高温傾向が予測されているため、早めの熱中症対策を心掛けることが大切です。

降水量の傾向(4月~6月)

向こう3ヶ月(4月~6月)は、期間の前半に東・西日本や沖縄・奄美を中心に湿った空気が流れ込みにくい時期があり、低気圧や前線の影響をやや受けにくい見込みです。そのため、降水量は全国的にほぼ平年並みの見込みです。多雨傾向は予想されていないものの、期間の後半(主に6月)は、東日本の太平洋側や西日本を中心に湿った空気が流れ込みやすい時期があり、低気圧や前線の影響もやや受けやすい傾向になるとみられます。近年は梅雨時期などに大雨の発生頻度が増加しているため、最新の気象情報にご留意ください。

(担当:りょた)

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