クリスマスを迎え、2024年も残り僅かとなりました。学校も冬休みを迎えつつあり、社会人の方は仕事納めをする方が多いのではないでしょうか。年末年始は帰省やご旅行を計画されている方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、気象の観点から見れば年末年始は西高東低の気圧配置が強まり上空の寒気も南下してくる影響で、日本海側中心に大雪のおそれがあります。交通機関の悪化や落雪・なだれ等による被害が懸念されるため、最新の気象情報や交通情報にご注意ください。
また、インフルエンザも12月に入って感染が急拡大しており、流行のピークは年末年始頃という見解もあります。加えて、新型コロナウイルスやマイコプラズマ肺炎などといった感染症の流行も懸念されます。ご自身やご家族、大切な方々のためにも万全な対策を行い、良い年末年始をお過ごしください。
向こう3ヶ月(1月~3月)は、期間の前半は上空の偏西風が日本付近で南に蛇行しやすいことや、冬型の気圧配置が強まり寒気の影響も受けやすいでしょう。一方、期間の後半は上空の偏西風は平年の位置を流れ、冬型の気圧配置も弱まり寒気の影響は受けにくい見込みです。そのため、気温は北日本・東日本・西日本では平年並みか高く、沖縄・奄美では平年並みの予想です。前半と後半で気温の特徴は大きく異なり、特に年末年始~1月にかけては全国的に厳しい寒さとなるでしょう。
向こう3ヶ月(1月~3月)は、北日本・東日本の日本海側では冬型の気圧配置が強まる時期があり、北日本の日本海側では低気圧の影響を受けやすいでしょう。一方、東日本・西日本の太平洋側と沖縄・奄美では、低気圧の影響を受けにくい見込みです。そのため、降水量は北日本・東日本の日本海側では平年並みか多く、東日本・西日本の日本海側でと沖縄・奄美では平年並みか少ない予想です。また、北日本~西日本の日本海側にかけては降雪量も平年並みか多くなる見込みです。対象の地域は、特に年末年始~1月を中心に一時的に強い寒気が入って日本海側を中心に大雪となる可能性があります。大雪対策と行うとともに、最新の気象情報にご留意ください。
(担当:りょた)