今冬は例年通りの寒さ 日本海側は大雪も

今年は、平年よりも高温傾向で11月に入っても季節外れの暖かさが続き、西・東日本を中心に”暖秋”となりました。しかし、今週明け(18日~)には冬型の気圧配置が一時的に強まって寒気が流れ込むなど、全国的にかなり冷え込みました。東北や北陸、関東北部などでも初雪や初氷、初冠雪を観測するなど”冬の便り”が次々と届き、一気に季節が進んだ気がします。なお、今後は高温傾向は落ち着き、平年並みの厳しい寒さが訪れる見通しです。風邪やインフルエンザなど体調を崩される方も少しずつ見られます。手洗いうがいをこまめに行い、暖かくして過ごすなど、体調管理には十分お気を付けください。

平均気温の傾向(12月~2月)

向こう3ヶ月(12月~2月)は、ラニーニャ現象時に見られる特徴が明瞭になることや冬型の気圧配置となりやすいことから、気温は全国的に平年並みとなるでしょう。これまで平年よりも高い状態が続き、夏は猛暑、秋は暖秋の日々が続きましたが、今冬は平年並みの寒さが訪れる見込みです。

降水量の傾向(12月~2月)

向こう3ヶ月(12月~2月)は、北日本・東日本の日本海側では低気圧の影響や冬型の気圧配置が強まる時期がある見込みで、降水量は平年並みか多くなるでしょう。加えて、北日本~西日本の日本海側では一時的に強い寒気が入る影響で降雪量も平年並みか多い予想です。一方、東日本と西日本の太平洋側では低気圧の影響を受けにくい時期があるため、平年並みか少ない予想です。大雪が予想される地域では最新の気象情報に留意するとともに、大雪への対策を早めに行うことが重要です。

(担当:りょた)

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