猛暑続く 10年に1度の高温も

今年は全国的に平年よりかなり遅れた「梅雨入り」でしたが、7月24日現在沖縄~関東甲信地方ではほぼ平年並みの「梅雨明け」となりました。しかしながら、梅雨期間中の総降水量は東・西日本の日本海側で平年を上回る結果となり、短期間で多くの雨量が降ったことが伺えます。

また、今月7日には静岡市で日最高気温40.0℃を記録するなど、平均気温は全国的に平年を大きく上回りました。今後も各地で猛暑となる日が多い見通しです。命の危険を感じるような暑さとなるため、適度な水分補給や休憩、エアコンを有効に活用するなど熱中症対策を厳重に行うようにしてください。

平均気温の傾向(8月~10月)

向こう3ヶ月(8月~10月)は、秋にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が高いことに加え、太平洋高気圧の勢力が強いこと、偏西風が北寄りを流れやすいことで上空のチベット高気圧が平年に比べて北へ偏ることが予想されています。そのため暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温は高くなる見込みです。1年で最も気温が高い8月にかけてだけでなく秋にかけても残暑が続く見通しで、長期にわたってより一層の熱中症対策が必要です。

降水量の傾向(8月~10月)

向こう3ヶ月(8月~10月)は、太平洋高気圧の縁を回る南からの暖かく湿った空気や秋雨前線などの影響を受けやすい時期があるため、降水量は東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美で平年並みか多い見通しです。特に、本格的な台風シーズンを迎える9月~10月にかけては降水量が予想より増えるおそれがあります。最新の気象情報に留意するとともに、大雨などの災害に備えてください。

(担当:りょた)

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