味よく、品よく、姿よく…なんてサカナは数多くいると思いますが、中でも「ブリ御三家」などと呼ばれて、その品格を表現されているのがカンパチです。ちなみに「ブリ御三家」とは、ブリ・ヒラマサ・カンパチの3種。カンパチは特に漁獲量が少ないため、ちょっと特別扱いのような感じになっているのかもしれないですね。
■見た目が「カンパチ」?
カンパチという名は、カラダに入った線が「八」の字に見えることに由来しているようですが、この模様、成長するにつれて薄まるんだそう。地方名が多いのもカンパチのひとつの特徴ですが、どれも「見た目」に由来するものが多そうです。
例えば
*「アカバラ」(鹿児島県)…体色が赤みを帯びていることから、腹白(ハラジロ)と呼ばれるブリに対して、カンパチを「赤腹=アカバラ」と呼ぶ
*「アカバネ」(香川県)…背ビレと尾ビレが赤いことから
*「ツビキ」(熊本県)…円い形をあらわす言葉。ブリの仲間の中では円いカラダをしていることから
などなど、形状や模様、色などによる地方名も興味深いところです。
■お一人様も平気!?
水温が低いと成長が止まったり、生存できないといわれるカンパチ。冬になって海の水温が下がってくると南下。集団生活はあまりせず、単身生活をする個体もいるんだそう。沿岸から沖、水深60cm程度から300mより深いところにも生息。
■大物狙い
大きなものになると2m近く、70kgを優に越すカンパチは、もちろん釣り人にも大人気!好奇心旺盛なサカナで大物の引きは手ごたえ充分、グイグイグイと否が応でも盛り上がるすごいファイトを見せてくれるそうです!
こんにちは、アールです。例えば寿司屋さんのカウンターで「カンパチ、お願いします」って言える人、ちょっといいな、なんて思った若かりし頃。秋が旬だったなんて、当時は全く知らなかったな~。カンパチの釣りファイトは是非とも体験してみたいところです!