【暦のコト】“寒い”彼岸と“暑い”彼岸、気温差10度以上。秋分はどっち?

朝晩はいくらか過ごしやすくなりましたが、まだまだ暑い9月半ば。昼と夜の時間が半分ずつなのは春分の日と条件が同じなのに、春分と秋分では気温がかなり違うんです。その差、なんと10度以上。確かに「お花見前」の3月20日頃はまだ長袖で上着も必要だったけど、今現在、周りを見渡すとどちらかといえば半そで姿が多いですよね。

■由来は仏教にあり

春分も秋分も「彼岸」と呼ばれます。彼岸とは仏教の言葉。この世ではない、あちらの世にいるご先祖様を敬い祭る日で、お寺やお墓参りをしたりするようになったとのこと。一説によると、仏教の教えの中にある「中道」(やりすぎではなく、ほどほどが良いとする考え方)に基づいて始まったのが、昼と夜がちょうど半分ずつの彼岸だとか。暑さ寒さも彼岸まで、ということわざのように「暑いのも寒いのもほどほど」から、という文献も。また、太陽が真西に沈むことから仏教的にふさわしいとされるという考え方も。いずれにしても日本独特の文化のようです。

■おはぎとぼたもち

ところで、彼岸の定番として店頭にも並ぶ「おはぎ」と「ぼたもち」。どちらももち米と餡(あん)で作られたものですが、この違い、どんなことだと思いますか?
春分の日・・・ぼたもち(こしあん)
秋分の日・・・おはぎ(粒あん)

色々調べてみると、春は「牡丹」になぞらえて「ぼたもち」、秋は「萩」で「おはぎ」。それぞれの季節の花を表現しています。では、なぜこしあんと粒あん? あんの材料となるあずきは、秋に収穫するもの。採れたてのあずきは皮も柔らかいため粒を残した状態で美味しくいただけるけれど、半年も過ぎた頃は皮も硬くなってしまうので潰してこした、という説が濃厚のようです。あずきは昔から「邪気を祓う」といわれ、先祖供養に関連付けられたとも言われています。


こんにちは、アールです。おはぎとぼたもちにそんな違いがあったとは。こしあんと粒あん、どちらもいいですよね。どっちにしよう?こしか、粒か…悩みに悩んだ末、選びきれなくて結局両方食べてしまったりなんかして。「暑さ寒さも彼岸まで」季節の変わり目です。どうか気をつけてお過ごしください。

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編集部の尻叩き役としてやってきたが、年齢を省みず過酷な階段降りにチャレンジしてお尻の筋肉を痛める。あまり知られていない秘境的な場所に旅することが大好きで、数奇な気象現象と出会っているが、その貴重さを理解できていない。料理の腕はイマイチだが魚をさばくことが趣味。多肉植物中毒。