【9月の空】必見!月と太陽系惑星の見事な「接近」コラボレーション!

2017年の中秋の名月は10月4日。え~、お月見といえば9月じゃないの?と言われそうですが、今年2017年のお月見は10月4日の満月なんだそう。これに関してはまた後日お伝えするとして、9月の夜空のお楽しみについてご紹介です。

■新月までは、金星・水星・火星と接近

9月の満月は6日の夜に迎えており、20日が新月です。月が細くなっているこの時期に注目したいのが太陽系の惑星たち。キラキラと輝く金星と、9月12日に「西方最大離角」を迎えた水星。水星は太陽系の惑星の中で一番内側を回っているため、地球から見ると常に眩しい太陽側にあり、観察が難しい惑星と言われています。日の出直前の東の空、もしくは日の入り直後の西の空の低い位置にあるため、発見しにくい星なんですね。ですが、9月10日から16日にかけては、比較的見つけやすくなる奇跡の7日間!
この水星と金星に、20日の新月に向けて日ごとに細くなっていく月が接近していくんです。

(出展:国立天文台HP)

●9月18日 月×金星
新月より2日前の極細の月が金星に近づきます。日の出より30分前~1時間ほど前に、金星を頼りに極細の月を探してみませんか? もしかすると「地球照」という現象(月の影の部分が、地球からの反射する光に照らされて薄っすら光って見える)を見ることができるかもしれません。

●9月19日 月×水星&火星
見えるか見えないか、限界の月と呼ばれる糸のような月が、水星・火星に近づきます。天気や条件がよければ、火星と水星の間にキュッとはまった月を見つけることができるかもしれません。太陽系の惑星を目印に、地球の衛星・月を観察するなんてちょっとオツな感じ、しませんか?

■新月から先は、木星や土星と接近!


(出展:国立天文台HP)

20日以降の空について。日の入り直後、地平線付近の低い空に光る木星に、2日目の細い月が近づきます。その後、日ごとに満ちていく月が土星の傍を通過していきます。

天体観測の主役は、いつもだいたい「月」ですが、たまには太陽系の惑星をメインにした天体観測をしてみてはいかがでしょうか。


こんにちは、アールです。空を見上げるときは「月」を探してしまいますが、同じ太陽系の他の惑星を注目してみる、なんてちょっと星に詳しくなった気になれそうです。

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