【暦のコト】年内最後の節句が「重陽」。…って、その意味は?

9月7日から二十四節気のひとつ「白露」(はくろ)の期間に入ります。空気が冷えてきて葉っぱに露が光る頃、という意味だそう。暑かった夏が遠のいていくのを、五感で感じることができる時期でもあります。本格的な秋を前に夏の名残を楽しんでおこう!と思ったり、長袖を意識して洋服ダンスの中が気になったりする頃ですね。

さて、この期間では9月9日に五節句のひとつ「重陽」(ちょうよう)の節句を迎えます。重陽なんて聞き慣れない言葉ですが、これは中国の文化に由来するもの。日本では「菊の節句」と呼ばれたりしています。旧暦のこの頃は菊の花盛りの頃にあたり、菊を飾ったり菊酒を飲んだり、詩歌を詠んだりして過ごしたといわれます。暦は中国の文化に由来することがとても多いのですが、中国では奇数を「陽」としており「9」という数字は奇数の最大値。これが重なる9月9日を重陽の節句とし、健康や長寿を祈る行事が行われたりしたようです。

■五節句とは・・・

1月7日 人日(じんじつ)七草粥を食べたりする、七草の節句
3月3日 上巳(じょうし)桃の節句・ひな祭り
5月5日 端午(たんご)菖蒲の節句・こどもの日
7月7日 七夕(しちせき)たなばた
9月9日 重陽(ちょうよう)菊の節句

5月5日以外はとくに祝日でもないし、1月7日と9月9日は節句と意識している方がどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、長寿や健康を祈ったり祝ったりする日なら、今後はもっと注目されるかも!?

また、9月16日(旧暦7月26日)頃に降る雨は「御山洗」(おんやまあらい)と呼ばれるそうです。世界遺産に登録されてからますます人気の高い富士山、今年2017年の開山期間は9月10日(日)まで。多くの登山者が訪れた後に、山を洗い清める雨としてこのような呼び方をされるんだとか。雨の表情が違って見えそうですね。


こんにちは、アールです。ウン十年生きていますが9月9日が節句だなんて意識したのは初めてです!「重陽」の意味を知ると、これも何かのきっかけかと思えてくるお年頃…。今年の9月9日は健康や長寿を意識して過ごしたいと思います。

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編集部の尻叩き役としてやってきたが、年齢を省みず過酷な階段降りにチャレンジしてお尻の筋肉を痛める。あまり知られていない秘境的な場所に旅することが大好きで、数奇な気象現象と出会っているが、その貴重さを理解できていない。料理の腕はイマイチだが魚をさばくことが趣味。多肉植物中毒。