台風情報のかしこい使い方 暴風域に入る確率とは?

台風が発生した際、気象庁はその経路図や中心気圧、最大瞬間風速などのほか、今後72時間以内に0.5%以上の確率で暴風域に入る地域を示した「暴風域に入る確率」も発表します。この情報も非常に有用なので、活用方法を覚えておきましょう。

 

台風が最接近する日時が分かる!

気象庁は「暴風域に入る確率」として、「地域ごと時間変化」と「分布表示」を同時に発表します。前者の「地域ごと時間変化」は、時間の経過に伴う「暴風域に入る確率」の変化を、都道府県などで区切った各地域ごとに棒グラフで表示したもの。後者の「分布表示」は、台風の経路と共に「暴風域に入る確率」の変化を表示したもの。

当然ながら、その確率が高ければ高いほど、台風が接近していることを意味します。つまり、台風の影響が出始める日時、再接近する日時、通過する日時を予測することが可能なのです。

台風が頻発するのは毎年10月頃まで。今後、台風が発生した際はこれらの情報も確認して、暴風域に入ることが予想される場合は、排水溝からゴミを取り除いたり、庭にある自転車や鉢植えを固定するなど、台風対策を事前に進めておきましょう。

 

003-1

 

出典:気象庁ホームページ

暴風域に入る確率(地域ごと時間変化)の表示例

 

003-2

出典:気象庁ホームページ

暴風域に入る確率(分布表示)の表示例

 

 

 

※参考資料

 

気象庁:解説 暴風域に入る確率

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/conf/TY-ENQ2006/prob25.html

 

気象庁:台風情報の種類と表現方法

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/7-1.html

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