「白いダイヤ」がますます高値に!相場が【うなぎ上り】なのは、ナゼ?

世界でも有数のウナギ消費国・日本人はうなぎが大好き!2017年夏の「土用の丑の日」は7月25日と8月6日の2回ですが、暑い日が続いたり、このところ少し疲れ気味だな、となると「ウナギ」に目がいきやすくなる人が多いのではないでしょうか。

ところが、ウナギについて調べているととんでもなく心配になる記事がありました。


うなぎが絶滅危惧種に認定された(平成25年)

衝撃なこの事実。
原因は「親ウナギやシラスウナギの過剰な漁獲」「生息環境の悪化」などが指摘されているようです。
もちろん天然モノのウナギは相当な高値ですが、そもそも養殖のシステムが「ウナギの稚魚であるシラスウナギを捕獲して太らせる」ということにあるので、ウナギの個体数が減ればその分、稚魚の捕獲量も減るというもの。
高いから価値が高いのではなく、その数の少なさゆえに希少価値となってしまった、とでもいうべきでしょうか。
ちなみにすでに完全な養殖の研究も進んではいますが、シラスウナギを大量に生産する技術の開発が課題となっているようです。

水産庁が発表しているデータによると、ウナギの供給量・輸入量のピークは平成12年。この年には158,094トンの供給量のうち、133,211トンを輸入に頼っていました。
供給量・輸入量ともに減り始めたのは、平成19年にヨーロッパウナギがワシントン条約附属書に掲載されることが決定したのがキッカケのように思えます。
ここ最近(平成27年)の数字を見ると、ピーク時の約1/3程度になっています。が!日本国内の生産高(養殖)に関してはそれほど大きな数字の変化はみられませんでした。


ちなみに、国内のウナギの生産高第一位はどこだとおもいますか?
「ウナギといえば浜松!だから静岡県でしょ」と思った方…残念!1位は鹿児島県で、静岡県はなんと4位。いやはや思い込みとはこういうものなのですね。

ともあれいまやウナギは数少ない貴重な生物となってしまいました。街でウナギを見かけたら、ほんの少しでも「ウナギの危機」に思いを寄せていただけたらと思います。


こんにちは!キヨです。
「土用の丑の日」にウナギを食べるのが楽しみだったのですが、最近は高価でなかなか手が出せなくなってしまいました。高価なのは希少が故。その原因は私たちにあるのかも知れません。この記事をきっかけに、ウナギの危機について知っていただければ幸いです。

シェア!

ABOUTこの記事をかいた人

写真撮影の腕は、某ネイチャー系媒体で受賞するほど。「まだ見たことのないナニカ」と出会うことに喜びを感じ、行動範囲は世界規模。海にも山にも精通し、生物観察を至上の幸福とする。通勤時間が人より長めだが、脳内整理の時間に充てている。予報士の資格を幅広く世の役に立てたいと願う理系女子。