運動会といえば、かつては秋(10月)に行われることが多かったのですが、最近は春(5月)に開催する小学校・中学校が増えてきたようです。その理由の一つとして「熱中症対策」があげられます。近年は10月半ばまで厳しい残暑に見舞われることがあり、日中は油断できないレベルまで暑くなる日が増加しています。さて、5月頃はどうかと言うと・・・こちらも真夏日となることが珍しくなく、加えて日差しが強く紫外線対策も必要です。温暖化が進む昨今、屋外で快適に活動できる季節が少しずつ失われている印象ですね。最新の予報によるとこの先も高温傾向が続き、特に大型連休を含む5月上旬にかけて、全国的にかなりの高温となる予想になっています。
太平洋高気圧の勢力が例年よりも強く、日本付近の上空は暖かい空気に覆われやすくなる見通しです。このため、向こう1ヶ月の平均気温は全国的に高くなるでしょう。特に、期間の前半は日中の気温がかなり高く、西・東日本では真夏日となるところがあるでしょう。
沖縄・奄美には早くも梅雨入りが近づいています。太平洋高気圧の縁辺だけでなく、この先は中国の華南方面から流れ込む暖湿気が増える見込みで、この地域では降水量が平年を上回ると予想されています。その他の地域では、概ね平年並みとなるでしょう。
(気象予報士:ファーマー)